将来のために貯金をしようと思っても、なかなか自分の思うように貯められないという人も少なくありません。
この記事では、賢く貯金をするコツや、実際にどのようにすればうまくお金を貯めることができるのかを解説します。
今まで思うように貯金ができなかった人や、これから貯金を始めようという人の参考にすることが出来ます。
目次
貯金を賢く続けるためのコツ
無理をし過ぎず自分のスタイルを見つける
貯金は長く続けなければ意味がありませんが、長く続けるためには、無理をし過ぎないことが求められます。
貯金を長く続けるためには、自分の収入や生活スタイルにあった無理のない計画をすることが重要です。身の丈に合わない額を無理して貯めようとしても長続きせず逆効果になってしまいます。
お金の使い方にメリハリをつける
貯金を続けるためには、お金の使い方にメリハリをつけることも大切です。なんでもかんでも安さを基準に選んでも、効果的な節約はできません。
安いと思って100円ショップで買ったものは結果的に長続き持ちしなかったり、思い入れがないせいで、大切に使わなかったりするものです。
全部を安いものに置き換えるよりも、よく使うものはよいもの、あまり使わないものは安いものと、はっきり決めて貯金する事が大切です。
貯金の際は家計簿アプリを利用するのもよい
スマホで手軽に家計簿をつけられるアプリもあります。
スマホであれば、移動時間などを利用して手軽に入力できるためお勧めです。家計簿をつけることで、貯金が計画通りに進まなかったときに何か月かさかのぼって見直すこともできます。
家計簿をつけるときのポイントは、きっちりやりすぎないことです。用途のカテゴリーを細かく分けすぎたり、一回でも入力し忘れたらだめだと自分の中のルールったりすると長続きしません。
長く続けるには、毎日の負担にならないやり方をとることも大切でしょう。
貯金を始める前の準備
現状のお金の使い道を把握する
貯金を始める前に必ずすべきことは、現状の把握です。自分は今、なににいくら使っているかを、月単位、年単位でそれぞれ書き出しましょう。
お金の使い道を見直す
現状を把握したら、お金の使い道の見直しをします。無くせるものはないか、減らせるものはないかのふたつの視点から考える事が大切です。
家計の見直しポイント
お金の使い道の見直しをする際に注意するポイントは以下の通りです。
通信費の見直しをする
スマートフォンの契約は見直すべきポイントのひとつです。
契約時に購入したオプションで不要になっているものはないか、プランは今の生活にあっているかを定期的に見直すようにしましょう。格安SIMへの切り替えを考えてみる手もあります。
インターネットの料金も同様です。固定回線とWi-Fiの両方を契約している場合、本当に両方が必要なのかも検討しましょう。使用状況によってはどちらか一方でよいこともあります。
光熱費の見直しポイント
光熱費も見直す価値があります。電気であれば、基本契約のワット数を下げることで月々の基本料金が下がります。電気とガスは自由化され、複数の業者が扱うようになりました。
料金シミュレーションサイトなどを利用し、よりお得な契約に変えることができないかを検討するとよいでしょう。
アプリなどの有料契約の見直し
アプリなどで有料契約をしているものを見直す事もポイントです。
初回無料などで契約をしたものの、契約解除を忘れているものはないか調べたり、契約はしているものの、何か月も利用していないものがあったりする場合は整理しましょう。
実際に貯金をするときの方法や手段
実際に貯金をするための効果的なやり方は以下の通りです。全てを実践することは無理があるため、以下の中から自分に合った方法を見つける事もおすすめです。
必要なお金を先に抜いておく
給料をもらったら、必ずかかるお金をまず抜いてしましまいましょう。1ヵ月にかかるお金を給与口座からいっぺんに引き出すことが大切です。
足りなくなったら都度お金を引き出し、残った分を貯蓄にまわそうとするとまずお金が貯まりません。財布にあるお金だけで次の給料までやりくりするくせをつけるとお金の管理がしやすくなります。
給料から自動的に積み立てる
給料から毎月自動的に貯金されるようにするのは、一番貯まりやすい方法の一つです。
財形貯蓄制度が使える場合は、財形貯蓄がお勧めです。財形貯蓄とは、会社を通して給料の一部を天引きし、金融機関に貯蓄する制度です。
財形貯蓄には「一般財形貯蓄」「住宅財形貯蓄」「年金財形貯蓄」の3種類があり、一般的に個人で貯蓄するよりも金利が優遇され、住宅財形貯蓄と年金財形貯蓄は税金の優遇を受けられます。
また、このふたつは基本的に家の購入、年金の受け取りという使用目的以外の引き出しができません。
引き出しにくい分、貯まりやすくなるため、将来家の購入計画がある人や、老後の資金を確保する目的で貯金を考えている人は利用価値があります。
財形貯蓄は勤務先の会社が制度を導入していないと使うことができません。
自動積立定期貯金もお勧めです。自動積立定期貯金とは、自分で金融機関に申し込み、毎月口座から定期預金に一定額を積み立てていく方法です。
積み立てNISAやふるさと納税を利用する
毎月積み立ててお金を貯める方法には、貯金とは少し違いますが「積みたてNISA」もあります。積み立てNISAとは少額の積み立て投資ができる制度で、税制の優遇があります。
投資信託などの商品に投資をするため、運用成績によっては必ずしもプラスになるとはいえません。しかし、投資に興味がある人には向いている方法です。
ふるさと納税は寄与額に応じて税金が優遇されます。返礼品を含めて考えると、お得になることが多いため、優遇された分のお金を貯金にまわすこともできます。
貯金用口座を作る
貯金を長く続けるには、貯金用に口座を作ることがお勧めです。
給与振込口座に貯金をしようと思っても、いくら貯金できているのかがはっきりわからないため、効果も見えづらく、なかなかうまく貯まりません。
貯金用口座は引き出しにくくしておくとさらに効果的です。コンビニなどで引き出せない金融機関を選んでもよいでしょう、思い切って貯金用口座はキャッシュカードを作らないという方法もあります。
金利の高い金融機関を利用する
現代は、金融機関に預けても金利がほとんどつかないような低金利の時代です。
金融機関によっても金利に差があります。ネット銀行は都市銀行と比べて高い金利を設定したり、キャンペーン金利を設定しているところも多かったりするため、上手に利用するとよいでしょう。
日々の生活の中で貯金する
貯金の仕方で効果がある方法の一つに、日々の生活の中で貯金をしていく方法もあります。
例として、家からコーヒーを持って行った日はコーヒー代の200円を貯金箱に入れる、というように、いつもの生活を工夫して浮いたお金を貯金箱に入れていくやり方です。
一回ずつは少額でも、1年たって開けてみると予想以上の金額になっていることがあります。
貯金の仕方についてのまとめ
- 貯金を賢く続けるには、無理をし過ぎず自分のスタイルを見つけること、お金の使い方にメリハリをつけること、家計簿アプリを使うことなどがコツです。
- 貯金を始める前には、現状を把握し、お金の使い道の見直しをします。
- 実際に貯金をするときの方法としては、必要なお金を先に抜いておく、給料から自動的に積み立てる、引き出しにくい貯金用口座を作るなどがありますが、自分に合った方法を見つけて実践するとよいでしょう。