李下に冠を正さずの意味

李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず )は、西晋の陸機による漢詩(古楽府)を出典とする故事成語です。「正さず」は「整さず」とも表記します。

冠をかぶり直すためだとしても、李(すもも)の下で手を上げると、他人には李を盗ろうとしていると誤解を与えるという話から、疑わしい真似をするものではないという意味をあらわすことわざです。

上記の事から李下に冠を正さずとは、常に用心深く行動して、他人に誤解を与えるような行動は慎むべきだという意味をあらわしています。

李下に冠を正さずの類語には、「瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)」「瓜田李下(かでんりか)」などがあります。

李下に冠を正さずのビジネスシーンでの意味

李下に冠を正さずはビジネスシーンで、自分の行動や発言が他人にどのような印象を与えるかを意識させてくれる言葉として使うことが出来ます。

自分の考えではとても素晴らしいと思えるような行動や発言であっても、実際は他人に不快感を与えたり、ことわざのようになにか疑念を相手に抱かせたりしてしまう場合もあります。

李下に冠を正さずを常に念頭に置き、自分の行動や発言を第3者目線から冷静に判断する事が大切です。

李下に冠を正さずの例文

彼はスーパーでキョロキョロと友人を探しているようだが、ポケットに手を入れながらキョロキョロするという不自然な行動をしていたから李下に冠を正さずで万引き犯と間違えられてしまう。
あの会社は悪い噂がたっているから、接待を受けるのは遠慮したほうがよいだろう。李下に冠を正さずだ。