据え膳食わぬはの意味
据え膳食わぬは(すえぜんくわぬは)とは、据えられたお膳を食べないことはよくないといった意味を持つことわざです。
お膳が据えられたということは、誰かが料理を作ってくれたうえ、盛り付けてもくれたという事であるため、食べなければ礼節に関わるという戒めをあらわしています。
据え膳食わぬはの後ろに「男の恥」と続き、男意気の有無を問う意味をあらわす場合もあります。
しかし、現代では料理よりも、女性からの色事の誘いをさすことが多く、食事よりも艶っぽい話題の際に出てくることが多いでしょう。
据え膳食わぬはのビジネスシーンでの意味
現代では、昔と比べて不倫などの問題が社会でクローズアップされています。
コンプライアンスといった点からも、据え膳食わぬは奔放過ぎる私生活は好ましくない現代のビジネスシーンでも自分を戒める言葉として使われます。
女性との関係云々の話だけではなく、商機に関して用いると話に勢いを出す事が出てきます。「ここまでお膳立てしてくれたのだから、我々も決断する。据え膳食わぬは、だな。」などといったやり取りができるでしょう。
据え膳食わぬはの例文
これだけのものを作って下さったのなら、据え膳食わぬはですね。我が社も社運を賭けねばなりません。精一杯広告させて頂きますよ。
今回の案件に関しては、私は撤退が正解だと思います。据え膳食わぬはといいますが、やはり実利を無視することはできません。