負けるが勝ちの意味

負けるが勝ちとは、たとえ傍目には負けたように見えても、あえて相手に勝利を譲った方が、実質的な勝ちにつながるといった意味のことわざです。

「江戸いろはかるた」にも詠まれていたともいわれているため、無用な争いを嫌う日本流の方法として古くから浸透していたと考えられています。

実際に無理に我を押し通し、ちょっとした成果が得られた反面信用を失ってしまったり、長期的には不利になったりするケースも少なくないことから、日常的によく使われる言葉です。

負けるが勝ちのビジネスシーンでの意味

ビジネスにおいて、短期的な判断だけで左右できない事は非常に多いため使いやすいです。同時に「勝ち」を明言しているため、痛快な響きで言葉をポジティブに伝えており、非常に使う場面の多いことわざです。

条件のきついコンペで敗北してしまった若手社員を励ましたり、経営層として赤字事業からの撤退を決断したりするときなどに使いやすいでしょう。

負けるが勝ちの例文

今回のコンペはなかなか残念だったな。ただ、冷静に考えてみると、納期なんかも結構キツいし、負けるが勝ちというか、外されて正解だったかも知れん。
我が社はこの仕事に関しては、業界でも上位のシェアを誇っているが、あえて撤退することにした。トップを守るには技術開発競争に勝たねばならないし、製品の需要も先細りだ。ここは負けるが勝ちの精神で、他の事業に注力して欲しい。