言わぬが花の意味
言わぬが花は、いってしまえばそれまでだが、いわないところに味が出るという意味のことわざです。
口に出さないほうがかえってよいこともあり、余計なことはあえていわない方が差し障りがないという意味もあります。
言わぬが花の同義語には、「沈黙は金、雄弁は銀(ゆうべんはぎんちんもくはきん)」や「言わぬは言うをまさる(いわぬはいうをまさる)」などがあります。
言わぬが花のビジネスシーンでの意味
ビジネスにはどうしても人間関係がつきものであるため、潤滑なコミュニケーション求められます。相手の心に土足で踏み込むようなプライベートな話題は避けた方が無難です。
いくら親しい同僚であっても、相手が触れてほしくないことを根掘り葉掘り聞かずに、適度な距離を保って付き合うのも大人のマナーです。
部下になにかを説明したり注意したりするときも、一から十まですべていってしまうよりも、ある程度までにとどめておいて余韻を残し、相手に気づかせることも大切です。
人からいわれるよりも、自分で気づいた方がより心に残るため、ビジネスでのコミュニケーションを反省するために、胸に留めておくこと場として言わぬが花を覚えておくのもよいです。
言わぬが花の例文
大変なのはわかるけど、愚痴はいわぬが花だよ。
いくら親しい間柄であっても、過度な自慢話はいわぬが花だ。
あのことに関しては、これ以上はいわぬが花だ。
いわぬが花だから、ネタばらしはやめておこう。