エントリーシートの提出を求められたときに、何を書いたらよいのか悩んだ経験がある人もいることでしょう。

この記事では、エントリーシートの書き方のポイント、エントリーシートを書くにあたった知っておきたいマナー、エントリシートの使われ方など、選考を通過するエントリーシートを作成するために役立つ情報を紹介します。

エントリーシートとは

エントリーシートとはなにか

エントリーシートとは、応募書類の一つとして企業が提出を求めるものです。エントリーシートの提出を義務付けていない企業もありますが、新卒募集をしている大手企業であれば、ほとんどの場合エントリーシートの提出を求められると考えてよいでしょう。

エントリーシートの形式はWEBのフォームに書き込むスタイルと紙ベースのものがありますが、WEB上で書き込む形式、もしくはWEBからダウンロードした用紙に書き込んでメール等で送付する、電子媒体での提出としている企業が多いようです。

エントリーシートと履歴書の違い

応募時に提出する書類としては、エントリーシートのほかに履歴書があります。履歴書とエントリーシートは似ていますが、違う目的を持っています。

履歴書は主に学歴・資格など応募者の基本的な要素についてを知らせるための書類です。主な記入項目は、経歴、資格、趣味・特技、志望動機で、記入欄もそれほど広くないため、応募者の人物像を知るには足りないところもあります。

一方、エントリーシートは、応募者の人柄や個性、将来像が見える項目が中心です。設問も企業が独自で設定できるため、応募者一人ひとりの特徴を知るうえで重要な役割を持っているといえるでしょう。

エントリーシートの内容はどんなものか

エントリーシートの項目は、企業によって設問の出し方に工夫をしているので言い回しはさまざまですが、おおよそ次のような内容を問われることが多いです。

自分のことを問うもの

自分自身のことについて問うものです。

-設問例-
・長所・短所はなんですか?
・他人に負けない強みはなんですか?
・あなたはどんな人なのかを初対面の人にわかるように説明してください

学生時代のことを問うもの

学生時代の活動について問うものです。

-設問例-
・学生時代に一番頑張ったことはなんです?
・研究テーマやゼミの内容を説明してください
・学生時代のアルバイトで学んだことを教えてください

就職活動に関連する質問

就職活動全般について、また応募企業に関連した内容の質問です。

-設問例-
・当社を志望した動機を教えてください
・当社のホームページを持てどのように思いましたか?
・就職活動において大事にしていることはなんですか?

入社後のことを問うもの

入社後の活躍や自分の将来像についての質問です。

-設問例-
・あなたのどんな能力が当社に貢献できると考えますか?
・当社に入って3年後には何をしていたいですか?
・将来、どのような場でどのように活躍する人物になりたいと考えますか?

業界特有の内容

応募する企業の業種に関わる質問です。

-設問例-
・日本における銀行の役割とは何だと思いますか?
・若者の車離れをとめるにはどのような戦略が効果的だと考えますか?
・あなたが今気になっているCMと気になる理由を教えてください。

時事に関することを問うもの

世の中の出来事や動きに関する質問です。

-設問例-
・最近のニュースで気になったものはなんですか?
・男性の育休取得率は何パーセントですか?

アイディアを求められるもの

応募者のアイディアを求める質問です。

-設問例-
・大学生向けにスマホのアプリを作るとしたらどんなものにしますか?
・この商品にキャッチコピーをつけてください

エントリーシートの書き方のポイント

ポイントを絞る

一つの設問にたいして、あれもこれも盛り込むのはお勧めできません。

例えば「学生時代に一番頑張ったことはなんですか?」と聞かれた場合、いろいろなことにチャレンジしていることを伝えたくて、アルバイトのこと、サークルのこと、ゼミのこと、留学のことなどを全部書いてしまう人がいますが、逆効果になることが多いです。

あれもこれもと盛り込むと、それぞれの内容が浅くなってしまい、なにを頑張ってどんな結果を出せたのがが伝わりません。「一番頑張ったこと」を聞かれているため、ひとつに絞ってアピールするのが効果的です。

エントリーシートは具体的に書く

エピソードを伝える場合、「頑張りました」だけでは何も伝わりません。なにをどう頑張ったのか、それによってどんな結果が出たのか、具体的に書くことが大事です。

アルバイトを頑張ったのであれば、「近くに競合店ができて売り上げが下がったときに、自分の発案でキャンペーンを展開して売り上げが戻った」のように具体的なエピソードを上げます。

会社に貢献できる強みであれば、「チャレンジ精神が旺盛なので新しい仕事にも臆せずチャレンジします」では具体性に欠けます。

「友人に誘われてダンスのイベントに出場しました。ダンスの経験は全くありませんでしたが、未知のことにチャレンジしたことで自分の枠が広がったと感じています。」というように、チャレンジ精神の旺盛さがわかるエピソードを具体的に盛り込むことがポイントです。

読みやすく簡潔に書く

エピソードを盛り込むと、つい長々とした文章になってしまいがちですが、だらだらと長い文章は読みにくく、内容が伝わりません、結論を先に書くこと、一つの文を長くし過ぎないことを意識して簡潔に読みやすくまとめましょう。

エントリーシートの基本的なマナー

エントリーシートは書き言葉で書く

エントリーシートはきちんとした書き言葉で書くようにします。「~じゃないので(ではないので・ではありませんので)」「そうなんです(そうなのです)」のような話し言葉を使わないように注意しましょう。

記号や絵文字を使わない

エントリシートはきちんとした応募書類のため、「!」のような記号や顔文字は使って入れません。特にWEB上で入力する形式のエントリーシートでは、普段の習慣が出てしまいがちです。

SNSやメールでのやり取りでクセになっている人は注意しましょう。

エントリーシートは誤字・脱字に注意する

送り仮名の間違い、同音異義語などがないように、提出前のチェックを怠らないようにしましょう。

WORDの文書校正機能や文書校正ツールを使ってチェックするのもお勧めです。

項目はすべて埋める

エントリーシートの項目はすべて埋めるのが基本です。未回答や数行程度の項目がないようにしましょう。解答欄の大きさ(制限文字数)の8割程度は埋めることを最低限心がけてください。

エントリーシートの使われ方

書類選考に使う

エントリーシートの一番の目的は書類選考で使うことです。大企業では第一段階の選考では数人が手分けをしてエントリーシートを読み、第二段階に進めるかどうかを判定していきます。

採用側は何百というエントリーシートを読むことになりますから、面接に呼んでみたいと思わせるインパクトも必要になります。

例えば「会社説明会で話した〇〇さんの××の話がもっと聞きたい」のように、どうしても面接に呼んでほしい自分だけの理由を書くのも効果的です。

面接の場での質問事項になる

エントリーシートに書いたことを面接でさらに踏み込んで聞かれるケースはよくあります。

書類選考を通りたいがあまりに誇大表現をしていると、面接の場で話がかみ合わなくなる可能性もあります。エントリーシートは事実を正直に書くようにしましょう。

入社後の配属の参考になる

志望動機や内容を、入社後の配属の参考にする可能性もあります。アピールし過ぎはお勧めできませんが、入社したらやりたいことなどは、自分の希望を織り込んで書いておくのもよいでしょう。

エントリーシートについてのまとめ

  • エントリシートは応募書類の一つで、履歴書と違って企業オリジナルの質問項目があります。
  • エントリーシートの設問で多いのは、次のようなジャンルです。
    自分のことを問うもの
    学生時代のことを問うもの
    就職活動に関連するもの
    入社後のことを問うもの
    業界特有の質問
    時事に関するもの
    アイディアを求められるもの
  • エントリシートの書き方のポイントとしては、ポイントを絞る・具体的に書く・読みやすく簡潔に書くなどがあります。
  • エントリーシートを書くときは、書き言葉で書く・記号や絵文字は使わない・誤字、脱字に注意する・項目はすべて埋めるなどの基本的マナーを守ることが大切です。
  • エントリーシートは書類選考に使われるほか、面接時の質問のベースになったり、入社後の配属の参考になったりします。