口八丁手八丁の意味

口八丁手八丁とは、漢字をみて想像できるように「しゃべることもやることも優れている人」の例えに使われることわざです。「八丁」というのは「八つの道具を使うことができるほど達者」という意味で、「八挺」とも書きます。

もともとは喋りが上手く手先も器用な人に対する褒め言葉として使われていましたが、現代では人を皮肉ったり、信用できない人としてけなす場面で使われることが多いです。

口八丁手八丁のビジネスシーンでの意味

ビジネスシーンで口八丁手八丁を使う場合、「口八丁」はプレゼンテーションの場での話し方が上手い、上司への報告の仕方に長けている、後輩への業務の説明がわかりやすい、などといった特徴を持つ人をあらわす場合が当てはまります。

「手八丁」は、手先が器用という意味であるため、事務作業の処理が早い人や、効率的に業務を進めることができる人、パワーポイントなどをつかった資料のまとめ方が上手い人などをさします。

上記の2つの能力に長けている人を、ビジネスの場では「口八丁手八丁」といいます。否定的な意味で使用するとすれば、「世渡り上手で信用ができない」という意味で使うことが出来ます。

口八丁手八丁の例文

父親はもともと博打好きな男で、若い時分からかなりの大金を勝負事に注ぎ込んでいたが、一方で口八丁手八丁の才覚を生かしたセールスの仕事で大いに稼いでいたため、それなりにバランスは取れていた。
出典:原田宗典『はたらく青年』