坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの意味とは

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは、お坊さんのことを憎む場合にお坊さんの袈裟(けさ。お坊さんが着物の上から着用するもの。)まで憎らしく思うことです。ここから発展して一般に、人を憎むあまりにその人に関係するもの全てが気に入らないという状態のたとえとして使用される言い回しです。

この言い回しは江戸時代から使われています。当時は寺請制度といって、お寺が民衆を管理する制度がありました。お寺には戸籍や住民票を扱う役所のような役割があったのです。これにより、お坊さんが権力を持ったり、本来の宗教活動を疎かにする場合がありました。

そのせいで民衆から快く思われないケースが珍しくなかったことから、「坊主憎けりゃ」と憎まれる代表としてお坊さんが使われてしまったのです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのビジネスシーンでの意味

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いはビジネス用語ではなく、一般的に使用される慣用句です。しかし、書類に記載するような改まった言い回しではないため、使用する際には口頭でのやりとりに留めた方が無難です。また、意味・内容が否定的なものであることから、多様することは避けた方がよいでしょう。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの例文

「あの営業マンが嫌いだから、あの会社の製品は買わないようにしよう。」「それは坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではないかい?」
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということなのか、上司に嫌われてるあの人はいい仕事をするのに評価が低いようだ。」