無い袖は振れない(ないそではふれない)の意味とは

袖は着物の袖のことで、今はあまりしないかも知れませんが、腕をつつんで膨らんでいる部分に財布や小銭を入れたりしたので、もとから袖が無ければ、袖を振って中にある財布(お金)を出すことができない、つまり金銭的な援助が出来ない、借金の返済などができないという意味です。

同義語としては、鼻血も出ない、 素寒貧、一文無し、火の車などがあります。

無い袖は振れないのビジネスシーンでの意味

ビジネスにおいて金銭のやり取りは欠かせないものです。

お金を出したくとも資金繰りの関係で出すことができない場合もあるでしょう。そういう場合であまりかしこまらなくて良い時にたまに用いられます。

ビジネスにおいてだと、予算を大幅に超えた支払の決裁文書が回ってきた場合や、取引先から貸付金の要請があった場合、または取引先に借入金の返済を求められた場合に、金銭的にほとんど余力がないので支払うことができない場面で用いられます。

真面目な対応をしなければならない相手(取引先)には使用しない方がよいでしょう。

無い袖は振れないの使い方と例文

(経理課長が他部署の課長に対して)A課長、先日回ってきた取引先B社の接待旅行の決裁書ですが、既に交際費の予算を大幅にオーバーしてますので、部長に決裁書を回すことができませんよ、無い袖は振れないってやつです。
(お金の貸し借りについて)急にいわれましても、無い袖は振れませんよ。せめて2週間後まで待って下さい。