狡兎死して走狗烹らるの意味

「狡兎(こうと)」とは、すばしっこいうさぎの事をさし、動きの速い動物の代表です。
「走狗(そうく)」とは、猟犬を意味します。

「烹らる」とは、わかりやすくなじみのある漢字で表すと「煮る」になります。

したがって「狡兎死して走狗烹らる」とは、「すばっしこいうさぎが死んでいなくなってしまえば、そのうさぎを狩るための猟犬は不要になり煮て食べられてしまう」という意味です。

まとめると、「どれだけ重用されていた人間であったとしても、能力を発揮できる場所がなくなってしまえば無価値なものとして扱われてしまう」ということわざです。

狡兎死して走狗烹らるのビジネスシーンでの意味

「狡兎死して走狗烹らる」は、ビジネス用語ではありません。

非常に残忍なことわざではありますがその反面、現在の社会における理をよくあらわしているといえるでしょう。

どんなにあなたが優秀で活躍しているとしても、それは活躍できる環境があってこそです。そのことを忘れずにつねに周囲に感謝をしながらビジネスに邁進しましょう。

その心構えがなければ、もしあなたが何かのきっかけで今のステージを失ったとき、誰も助けてくれないでしょう。ビジネスにおいても大切なのは「人柄」なのです。

狡兎死して走狗烹らるの例文

あのプロジェクトが終了した瞬間、チーフだった彼は解雇されてしまった。まさに狡兎死して走狗烹らるということなのだろう。
実力者だった父親が財界の現役を引退した瞬間、私も地方の子会社に左遷されてしまった。狡兎死して走狗烹らるとはこのことだな。