立つ鳥跡を濁さずの意味

ここでの「鳥」は、「水鳥」のことをさします。
水鳥が飛び立った後の水辺は、濁ることなく清く澄んだままであることから生まれたことわざです。

「人間も水鳥のように、立ち寄った場所を綺麗に保ったまま帰りましょう」という意味が込められています。

同義語としては、原状回復などがあります。

立つ鳥跡を濁さずのビジネスシーンでの意味

立ち去る者は、見苦しくないようにきれいに始末をして行くべきだというこのことわざは、会社を退職する時にも当てはめることができます。

例えば、自己都合で退職する場合は、会社になるべく迷惑をかけないように、引き継ぎの期間なども考慮して、早めに上司に退職の希望を伝える必要があります。
法律上では2週間前までに申し出ればいいとされていますが、退職の意思が固まっているのであれば1~3ヶ月前に伝えた方がスムーズにいくでしょう。

また、有休消化についても業務に支障のない範囲で行なうのが社会人のマナーです。

引き際を美しく、節度ある態度で臨むことによって、新たなステップへ気持ちよく向かうことができます。

立つ鳥跡を濁さずの使い方と例文

立つ鳥跡を濁さずとはいうが、我々は大黄河の濁りもかくやというほどに、渾身こんしんの力を振り絞って跡を濁した。
出典:森見登美彦『四畳半神話大系』
ところが、そうした迷いをふっきろうとするかのように、 「立つ鳥跡を濁さず」 という内心の声がする。
出典:青木雨彦『ことわざ雨彦流』
最期くらい、立つ鳥跡を濁さず。
出典:日明恩『埋み火』