2021年春入社の学生から就活ルールが変わります。今まで当たり前だった就活生の採用の方法自体にも変化がでるでしょう。

注目されるワードは、「新卒一括採用」です。ここでは新卒一括採用とはなにか、新卒一括採用のメリット、デメリット、すでに新卒一括採用を廃止している企業などを解説します。

最新の就活ルールや方法を理解しておくことで、内定を早めに勝ち取ることができます。

そもそも新卒一括採用とはなにか?

新卒一括採用は、現代では当たり前の採用方法であるため、ピンとこない人も多い言葉でしょう。新卒一括採用とは企業が卒業予定の学生を年度毎に採用し、卒業したらすぐに働いてもらう採用方法のことです。

日本では3月に卒業する学生に対して卒業前に内定を出し、卒業できれば4月から働くのが一般的です。

内定までの就職活動のスケジュールは、経団連が加盟企業に対して公平な採用活動ができるように、年度毎にスケジュールの目安を提示しています。

経団連には多くの大手企業が加盟しているため、自然と経団連の示すスケジュールが一般的です。

しかし、新卒一括採用は日本独自の採用方法であるため。就職氷河期があったり、企業のグローバル化が進んだりと、転職が珍しくなくなっている現代では、新卒一括採用が議論されています。

新卒一括採用の始まりと広がり

新卒一括採用は明治時代からありました。当時の財閥系大手銀行などの一部の企業が、事務や管理職などホワイトカラー層の採用のために始まったことが起源です。

新卒一括採用が大きく広まったのは、世界第一次大戦のときでした。戦争による人材不足で、企業は人材確保のために在学中の学生に採用試験をして内定を出していました。

新卒一括採用は時代に合わせた変化を続けながら、現代でも日本の採用方法の基本として運用されています。

現代の新卒一括採用の問題点

新卒一括採用は、政治家や有識者によって問題点が多々指摘されています。

問題点で最も多いのは、就職活動の早期化で、学生の本分である学業を優先すべき時期に就職活動を行うことに対する批判です。

経団連の就活ルールは目安であるため、結局はリクルーター面談などで早めの採用活動を隠して行うケースなども問題視されています。

新卒一括採用のメリット

新卒一括採用は現代では批判もありますが、メリットも存在しています。

企業にとっては、時間とコストがかかる採用活動ですが、決まった日に活動開始する学生に対し一度にアプローチできる事が大きなメリットでしょう。

選ぶ対象者が多くなるため、より優秀な人材を確保できる確率も高まる事が利点です。

人事関連の手続きも一度にまとめて進められるのもメリットですが、入社後も入社日が同時期になるため人事管理もしやすいというメリットもあります。

新入社員には、入社後に各種の教育をするのが一般的です。新入社員研修を筆頭に、同じ時期入社のまとまったグループで教育できる事はコスト削減にもつながります。

新卒一括採用された社員は、他の会社を知らないこともあり、組織に同化しやすく忠誠心が高くなる利点もあるでしょう。

新卒一括採用の社員の間には同期意識が芽生え、お互い切磋琢磨して成長しやすいメリットもあります。

新卒一括採用のデメリット

一般的に、新卒一括採用は現代には合わないといわれることが多いです。具体的な一括採用のデメリットには、以下の内容が考えられます。

決まった時期にしか入社日を設定されないため、就職活動時期に病気や家庭の事情など、やむを得ない事情で活動できなかった人は採用からはじかれてしまいます。

大学卒業時期が9月の人や海外留学中の人も、新卒一括採用の就職時期に活動できないでしょう。

採用はどうしても企業や社会の景気に左右されがちです。前年度は好景気に支えられ採用が活発だとしても、次年度には不景気で採用が減ることもあります。

社会情勢で新卒一括採用から漏れてしまった人は、次の採用を待つことになります、就職浪人といわれる状態になってしまうため、1年後の新卒生と平等に評価されるかといえば疑問が残るでしょう。

中には、内定を取れなかった時点で留年を決めてしまう人がいるのも現実です。

現代では、内定以前に内々定を出す企業も少なくありません。内々定や内定を早めにもらって安心してしまい、卒業単位を取得できずに内定を取り消されることも起きています。

学業に専念できないということは、卒業で得るべきスキルや知識を十分に取得できない可能性もでてきます。

海外では専攻した学業と関連した就職をするのが当然です。

しかし、日本の企業では、身につけたスキルや知識を活かすための採用よりも、本人のポテンシャルを重視した採用をしているために、新卒一括採用が多く使われているのが現状です。

一部の企業では新卒一括採用を廃止している

一部の企業ではすでに、新卒一括採用から採用方法を変えた企業もあります。

ヤフー株式会社は、新卒一括採用から「ポテンシャル採用」に変更しています。条件は30歳未満であることのみで、経歴問わずに通年で採用しています。

ライフネット生命保険株式会社は、「定期育成採用」という方法をとっています。

応募条件は30歳未満であることのみで、経歴もその時点での学生、既卒などの社会的なステータスも関係なく応募できます。

ソニー株式会社は、新卒採用の枠を在学中の学生だけでなく、卒業後3年未満の人が応募できるように変更しています。説明会、採用面接などでは服装を自由としているのも他の企業と違う所でしょう。

ソフトバンク株式会社では、「ユニバーサル採用」を展開しています。従来の日本のポテンシャル採用に加え、即戦力採用も取り入れた柔軟な採用方法とされています。

応募時には自分の能力に応じて、どちらの採用に応募するかを選べるところが新しいでしょう。

株式会社リクルートライフスタイルは、「新・新卒採用」を発表しています。大学3年の3月から27歳までという年齢制限と通年採用をしているだけではなく、ユニークなのは2種類のパスポートを用意しているところです。

「最終面接パスポート」は、2年以内であればいつでも最終面接を再開してもらえるもので、「入社パスポート」は内々定を受けた人なら、2円以内ならいつでも入社できるというものです。

今後、経団連の就活ルールに加えて、各社の採用方法が変わっていくことが予想されます。気になる企業が決まっているのであれば、いつでも最新情報に気をつけておくのがよいでしょう。

新卒一括採用についてのまとめ

  • 新卒一括採用は、企業が卒業予定の学生を年度毎に採用し、卒業したらすぐに働いてもらう採用方法のことです。新卒一括採用は日本独特の方法で、明治時代からあったものだといわれています。
  • 新卒一括採用のメリットとしては、一度に多くの就活生にアプローチできる、人事関連の手続きも一度にまとめられる、人事管理もしやすい、新卒入社は組織に同化しやすく忠誠心が高くなる、同期意識が芽生えるなどがあるでしょう。
  • 新卒一括採用のデメリットには、やむを得ない事情で活動できなかった人は採用からはじかれてしまう、卒業時期の違いで就職活動ができない、企業や社会の景気に左右されがち、内定を取れなかった時点で留年を決めてしまう、学業に専念できない、ポテンシャルを重視した採用をしているなどがあげられます。
  • すでに、新卒一括採用から採用方法を変えた企業には、ヤフー株式会社、ライフネット生命保険株式会社、ソニー株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社リクルートライフスタイルなどがあります。

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