お茶を濁すとは

「お茶を濁す」とは、適当にものをいったり適当な行動を取ったりして、どうにかその場を取り繕うことをさしたことわざです。

元々、作法に疎い人が本式の作法にのっとった茶席に座ることになり、茶せんなどで茶碗の中のお茶をかき混ぜるなどして場をごまかそうとしたことが起源ともいわれています。

もちろん、本来は厳格な作法と心遣いがあってこそ成り立つのが茶道です。急ごしらえの行動でうまく行くはずがありません。
「お茶を濁す」といった厳しい語感からも、そうした無作法をきつく戒める雰囲気が伝わってくるでしょう。

実際、妙に取り繕おうとした分、単なる無知よりも始末に悪い部分もあるでしょう。

お茶を濁すのビジネスシーンでの意味

なかなか正式に茶を点てることが少なくなった現在でも、このことわざは非常によく用いられていますし、ビジネスシーンにおいても有意義な意味合いを持っています。

人に物を聞くのはなかなか難しく、しかししっかりとした知識がないと、茶を濁すような悲惨な結果になりかねません。知ったかぶりを戒める意味でも、ポイントを抑える形で伝えていきたいことわざともいえるでしょう。

お茶を濁すの例文

いいかな。もし何か分からないことがあったら、必ず主任か先輩に聞くこと。間違ってもお茶を濁すようなことをしないようにね。
この改革案は正直ダメだな。お茶を濁すのではなく、やるなら抜本的に取り組まなくては、時間と労力だけが無駄になってしまうよ。