暖簾に腕押しとは

「暖簾に腕押し」とは、どれだけ力を注いでも無意味で、やりがいがないことをさしたことわざです。

「腕押し」とは腕相撲のことをさすともいいますが、実際に文字通り、ぶら下がっている暖簾を腕で押し込んでも、無意味であることは想像できるでしょう。

また、「糠(ぬか)に釘」「豆腐にかすがい」などの似たようなことわざもあります。
いずれも、本当に意味がなさそうな雰囲気が伝わってくるでしょう。

暖簾に腕押しのビジネスシーンでの意味

こちらが熱意をいくら傾けても相手にはまったく伝わらないことは多々ある話であり、ビジネスシーンでも使いやすい言葉です。

また、このことわざは他の類語よりも分かりやすく、明解さに関しても抜群といえます。

新人研修をみっちりやってみたがイマイチ手応えがなかったりした場合や、こちらが熱心に日参しているのに一向に色よい返事をくれない取引先などを評価する際などには、特に有効に伝わるでしょう。

基本的にいい意味のない言葉ですが、状況がイメージできるだけに、辛さが共感してもらいやすいのが嬉しい言葉でしょう。

暖簾に腕押しの例文

いやあ、今回の研修はひどいもんだったよ。全然若手にやる気がなかった。暖簾に腕押しだ。僕がいうことじゃないが、やっぱり強制参加はまずかったんじゃないか。
うーん、どうしてもキツいな。何度説明しに行ってもまるで暖簾に腕押しだよ。しかし、見捨てる態度を取ることもできないし・・・。