待てば海路の日和ありとは

「待てば海路の日和あり」とは、たとえ今の局面が悪くても、焦らずじっくりと待っていれば、事を成すチャンスが訪れるという意味のことわざです。

「海路」というのは船で行く海の道のことです。

この言葉が「いろはかるた」に詠まれた当時、航海は非常に危険であり天候を選ばなければならなかったことがうかがえる言葉でもあります。

そして、待つからには、イライラして時間を過ごすのではなく、お日さまが出るのを待つような心持ちがいいという雰囲気も伝わってきます。

待てば海路の日和ありのビジネスシーンでの意味

現代の航海は様々な科学技術の進化により、当時とは比べ物にならないほど快適になりました。しかし、何事もじっくりとチャンスを待つ必要性があるのは今も変わらず、故にビジネスシーンでも非常に活用ポイントが多いことわざといえます。

安易に転職をしようとする同僚を止めたり、少し景気が悪いからといって、博打のような新事業に踏み込もうとする経営陣を諌めたりと、色々な状況が想定できます。

ただし、「日和」という単語から、ぽかぽかした温和な雰囲気が伝わるため、相手の行動を否定するには、角が立ちにくいのがこの言葉の特徴でもあるといえるでしょう。

待てば海路の日和ありの例文

なるほど、あの会社からオファーがあったか。しかし、ちょっといい評判を聞かないよな。待てば海路の日和ありともいうし、もう少し考えてみたらどうかな?
社長、私も検討してみましたが、やはりあの新事業は難しい感じですよ。待てば海路の日和あり、じっくり景気がよくなるのを待ちましょう。