過ぎたるは猶及ばざるが如しとは

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とは、才能や能力に任せて何かをやり過ぎてしまうことは、力不足で及ばないことと変わらないという意味のことわざです。

元は中国の古典「論語」に存在し、かの孔子が、自分の弟子で才気に任せてやり過ぎてしまう者と、力不足の者のどちらが優れているかを問われ、応じた内容となっています。

その上で、物事中庸がもっともいいといった結論が加えられている形です。

過ぎたるは猶及ばざるが如しのビジネスシーンでの意味

どれほど能力があっても、ある一線を超えてやり過ぎてしまうと全てを台無しにしかねないというのは、現在でも共通していえることでしょう。そのため、ビジネスシーンでも大いに使っていくことができます。

例えば、折角会社側が用意した休憩時間にも仕事をやり続けたり、まだ終わっていないからと残業を無理やり詰め込んで働いているようだと、この言葉が当てはまる典型といえます。

やりすぎると、やっていないことと同じになってしまうというのは、相当強烈で辛辣な価値判断のような気もするでしょう。しかし、だからこそ戒める効果は強いといえます。

過ぎたるは猶及ばざるが如しの例文

おいおい、休憩中なんだからもう少ししっかり休んだらどうだ。やる気を出してくれるのはいいが、早々に疲れてしまわれては、過ぎたるは猶及ばざるが如しといわれても仕方がないぞ。
予定になかった作業をこれだけ詰め込んでしまえば、どうしても明日に響きます。過ぎたるは猶及ばざるが如しではないですが、忙しい時期だからこそ無理は禁物ではないでしょうか。