嚢中之錐(のちゅうのきり)の意味

「嚢」は「ふくろ」という意味であるため、嚢中之錐はふくろの中の錐(きり)をあらわしています。

常勤事から嚢中之錐は、ふくろのなかに錐を入れると突き抜けてしまうように、才能のある人物というものは自然に目立つうえ、必ず分かるという意味の四字熟語です。

嚢中之錐の元となる故事は、中国戦国時代に平原君が毛遂に「あなたが優れた人物なら、嚢中之錐のようにすでに頭角を現しているはずだ。」といった事が始まりです。

平原君の言葉に対し毛遂は、「ならば今、ふくろの中に入れていもらったら、先端どころか全身突き抜けてみせましょう。」と答え、その後たしかに功績を上げた事から、たとえとして嚢中之錐が使われるようになりました。

嚢中之錐のビジネスシーンでの使い方

「嚢中之錐」はビジネス用語ではありませんが、志として使える言葉です。

嚢中之錐のように、どのようなふくろに入れられても、それなりの実績をあげられる自信や実力を求めることが大切です。

嚢中之錐の例文

今年の新人のなかでは、三島さんがずば抜けていると思います。まさに、嚢中之錐ですよ。
嚢中之錐といいますが、錐も袋に入れてみないと真価は分りません。このプロジェクトは思い切って、宮本君に担当してもらったらいかがでしょうか。