蟄居閉門(ちっきょへいもん)の意味

蟄居閉門とは、「江戸時代などの武家や公家といった人々が、家の門を閉ざして人の往来を絶ち、屋敷の一室に閉じこもること」をさした四字熟語です。

これは、当時の武士たちに科されたペナルティーの一つです。

義理ごとや親戚筋との付き合いが多い時代のことですから、不祥事が原因で門を閉ざしただけで、その孤独感と周りへの悪印象は強烈なものだったと想像できます。

「蟄居」とは、座敷牢に居るように一つの部屋にこもることを意味しています。かなりの厳罰だったといえるでしょう。

蟄居閉門のビジネスシーンでの使い方

個人的な処罰や主君からの「私刑」ではなく、全国一律の法律が世の中を治めるようになった現在ですが、ビジネスシーンで用いることは十分にできます。

例えば、以下のような様々な状況が想定できます。

・単なる左遷ではなく、完全に窓際部署にカンヅメにさせられたといったケース
・他の部署とも気軽に接触できないような窓際セクションへの大量異動


普段は耳慣れない言葉ではありますが、時代劇や時代小説が好きという方には
意外と相性のいい部分もあります。

とはいえ、単語の性質上、誰かを会社から追放する免職処罰には当てはまらない部分が多いなど、使うにあたって考慮する部分は少なくないので注意が必要です。

また、言葉が重々しいだけに、冤罪が明らかな人に対して悪印象がつきかねないという部分も考慮するべきでしょう。

蟄居閉門の例文

あの部長も、とうとう終わりだな。名目は子会社の副社長ってことだけど、ほとんど仕事もないし給料だって知れてる。営業に行くこともできないんだから、こりゃあもう、蟄居閉門だよ。
まったく、人事部の采配には困ったものだ。営業成績トップの彼が、倉庫での検品専任に回されるとは、完全に蟄居閉門を地で行くやり方をしているよ。