勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)の意味

勢力伯仲とは、「互いの能力や実力が同程度であり、優劣がつけづらい状態のこと」をさした四字熟語です。

中国では「伯」は長男、「仲」は次男のことをさします。兄弟の間で長男が非常に力を持つ社会の中での言葉ですから、よほど選びづらい状況があることがみえてきます。

勢力伯仲のビジネスシーンでの使い方

現在の日本では、当時の中国ほどに兄弟での格差はないことが一般的です。しかし、この四字熟語は今のビジネスシーンでも有効に用いることができます。

「この商品のシェアは勢力伯仲だ。」「社長派と専務派の椅子取り合戦は勢力伯仲ですね。」といった感じに用いると分かりやすいでしょう。

しかし、この言葉は「互角の勢力」や「個人が争う」という意味合いが強くなっています。

よって、聞き手によって「社内に不和が生じているのかもしれない」「発言者が争いを欲しているのではないか」と誤解されてしまう余地があります。軽々しく使わないよう、使い方には注意が必要です。

とはいえ、「伯仲」がほぼ互角であることを意味していると認識している方は多いと思います。追加的な説明の必要が少ないのは、この四字熟語のいい点といえるでしょう。

勢力伯仲の例文

この商材に関しては、我が社とB社はまったくの勢力伯仲、勝負がついていない状況だが、だからこそ全力を出し切る必要がある。
誰が次の社長になるかはまったく分からないな。何しろ、取締役会の中でもまったく勢力伯仲、浮動票がほとんどないような状態なんだからな。