雲烟万里(うんえんばんり)の意味とは

雲烟万里(うんえんばんり)とは非常に距離が離れていることの例えとしてもちいられます。

また、はるかかなたをたなびく雲や霞を指すこともあります。「雲烟」は「雲煙」とも読み、文字通り雲や煙を意味します。

「万里」は一万里(約4万㎞)ほどの極めて遠い距離のことをさします。自然界や風景で雲や煙が遥か彼方まで薄く長く伸びる様子からこの言葉はうまれました。

同義語は雲烟縹渺(うんえんひょうびょう)という言葉です。雲や煙が縹渺(果てしなく広々とした様子)と広がっているという意味になり同義語に分類されます。

雲烟万里のビジネスシーンでの意味

ビジネス用語としては直接用いられることはありませんが、グローバル化が進展している昨今、海外駐在員として同僚や上司、あるいは部下が海外へ派遣され、日本と海外の彼方と言う信じられない距離を隔ててしまうことが珍しくなくなってきています。

例えば「南アフリカ共和国という雲煙万里の彼方にあるわが社の海外子会社へ課長が赴任されることになった。」と使う場面があるかもしれませんね。

雲烟万里の例文

例文は、やや名残惜しい場面で使われることが多いようです。昭和期の作家、石坂洋二郎さんの出世作の言葉からです。

けれどもこうして雲煙万里を隔てた異境にあって貴女のことを思うと~
出典:石坂洋次郎「若い人」より