鑑みる(かんがみる)という言葉を聞いたことあっても、意味を正確に答えられるという人は多くありません。

ここでは鑑みるについて、例文、類語、英語表現などについて解説しています。この記事を読むことで、日本語を一つ正しく理解することが出来ます。

鑑みるの意味は照らし合わせて考えること

鑑みるは、先例や手本などに照らし合わせて考えるという意味の言葉です。ただ考えるのではなく、なにか比較する対象があって、それと照らし合わせるという点が特徴です。

鑑みると考慮するとの違い

鑑みるとよく似た表現である「考慮する」は意味が少し異なります。「考慮する」は、よく考えるという意味しかありませんが、「先例を考慮する」という言葉では、先例そのものについてよく考えるという意味をあらわします。

「考慮する」に対して、鑑みるは比較するという意味があります。「先例に鑑みる」という文では、先例となにかを比較して考えているという意味を持ち、前回のプロジェクトと今回のプロジェクトを照らし合わせて比較する場合は、鑑みるを使用することができます。

鑑みるの例文

以下では、鑑みるの具体的な使われ方をいくつか解説します。

前回のプロジェクトの失敗に鑑みて、今回のプロジェクトはいくつかの変更点がある。
他社の新商品に鑑みて、次の新商品の構想を練る。
先輩の仕事ぶりに鑑みて、自分の不甲斐なさ自覚する。
今までの実績に鑑みて、彼の方を採用することにした。
過去の新入社員の様子に鑑みて、少なくとも夏までは特別気にかけることが大切だ。

鑑みるの使い方のポイントは、「~に鑑みる」といういい方をすることです。「~を鑑みる」という使い方は誤用であるため注意が必要です。

鑑みるの類語

ここでは鑑みるの類語を解説します。鑑みる以外の言葉で表現したい場合の参考にできます。

「照らし合わせる」は鑑みるの類語

2つ以上のものを比べる事や、比べて確かめるという意味から、「照らし合わせる」といい換えることができます。

「斟酌(しんしゃく)」は鑑みるの類語

「斟酌」は鑑みるに近い表現でありながら、相手の事情や心情を汲み取って配慮することや、照らし合わせて取捨することという意味があります。

「見込む」は鑑みるの類語

「見込む」は有望だと考える事や、予想するという意味の言葉です。

人が他人やなにか見込むときは、過去の経験やデータなどをもとにしているため、鑑みるの類語として使うことが出来ます。

鑑みると踏まえるの違い

鑑みるとよく似た言葉に、踏まえるがあります。どちらも同じような使い方がされますが、意味が異なるため注意が必要です。

踏まえるはなにかを基準にして考えるという意味があります。前例を踏まえてというときは、前例と今回を比べているのではなく、前例を基準として、そこから今回について決めていくという意味があります。

鑑みるの英語表現

鑑みるを英語で表現する方法は以下の通りです。

in view of
「~の点から見て、~のため。」などの意味があります。
 in consideration of
「~を配慮して、考慮して」という意味です。
 in the light of
「~に照らして、考慮して」という意味です。

鑑みるについてのまとめ

  • 鑑みるは「かんがみる」と読み、 「先例や手本などに照らし合わせて考える」という意味があります。現代では「~に鑑みる」という使い方が正しいとされています。
  • 鑑みるの類語は照らし合わせる、斟酌する、見込むなどがあります。
  • 考慮するはそれそのものについて考える、踏まえるはあるものを基準として考えるという意味があるたmr、比較する意味が強い鑑みるとは若干意味が異なります。
  • 鑑みるは英語で、in view of、 in consideration of、in the light ofということができます。