葬儀が終わったあと、故人の代わりに感謝の気持ちを示すためにも、故人に関わってくださった方へきちんとしたお礼状を出すことは大切です。

ここでは、葬儀後のお礼状の書き方や、葬儀当日のお礼状についても解説します。この記事を読むことで、お礼状にはなにを書けばよいのかや、どんなパターンがあるのかを知り、失礼のないお礼状を作成することが出来ます。

葬儀後にお礼状を出す

当日葬儀に参加した人に対しては、その場でお礼状を渡すことができますが、当日葬儀に参加できなかった人には渡すことができません。

当日葬儀に参加することができなかったものの弔電や供花、供物を送ってくれた相手には後日お礼状を出します。以下では弔電や供花、供物を送ってくれた相手に出すお礼状の書き方を解説します。

弔電を送ってくれた方へのお礼状の書き方

弔電を送ってくれた相手には、葬儀後できるだけ早めにお礼状を出しましょう。お礼状の構成は以下の通りです。

1.「このたびは 故 ○○儀 葬儀に際しまして~」などという書き方で始めます。
2.弔電のお礼を伝えます。
3.おかげさまで葬儀がトラブルなく済んだということを書きます。
4.生前の厚意の感謝の気持ちを示しつつ、今後ともよろしくお願いしますという旨の言葉を書きます。
5.略儀ながらお礼状で挨拶とするという言葉で締めます。本来お礼は直接会ってやるものですが、お礼状で簡単に済ませているため。一言触れることがマナーです。
6.日付、宛名を書きます。
7.喪主の名前と親族一同と書きます。

お礼状に時候の挨拶は必要ありません。頭語と結語は入れてもいれなくても構いませんが、入れた方がより丁寧な印象を与えるため、入れた方が無難です。

供花や供物を送ってくれた方へのお礼状の書き方

供花や供物を送ってくれた相手にもお礼状を出します。弔電のお礼状と構成はほとんど同じです。

1.このたびは 故 ○○儀 葬儀に際しまして~などのような書き方で書き始めます。
2.供花や供物のお礼を伝えます。
3.おかげさまで葬儀がトラブルなく済んだということを書きます。
4.生前の厚意の感謝の気持ちを示しつつ、今後ともよろしくお願いしますという旨の言葉を書きます。
5.略儀ながらお礼状で挨拶とするという言葉で締めます。
6.日付、宛名を書きます。
7.喪主の名前と親族一同と書きます。

弔電と同じく、相手に失礼のないように注意しつつ、感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。

香典返しのお礼状の注意点と書き方

葬儀に参加して香典を出してくれた方にお返しをするために、お礼状を出します。香典返しでは、お礼状と一緒にお返しの品物を贈るのが一般的です。

香典返しのお礼状を出すタイミングは、当日渡すか、49日の法要に合わせて後日渡すかのどちらかです。昔は49日の法要に合わせて送るのが多かったですが、とても手間がかかる作業であるため、現代では当日に香典返しのお礼状を出すことが一般的です。

香典の金額に関わらず、5000円前後の品物をお礼状を添えて贈るのが一般的ですが、1万円以上の高額の香典をくれた相手に関しては、後日改めて香典返しを行います。

品物の値段は、既に1万円分の品物は渡しているので、香典から1万を引いた金額の三割~五割程度を目安にするとよいでしょう。

香典返しのお礼状は以下の構成で執筆します。

1.当日の葬儀のお礼を書きます。
2.香典返しを贈るという文を書きます。
3.略儀ながらお礼状で挨拶とするという言葉で締めます。
4.最後に喪主と書きます。

シンプルな構成で、香典返しなのだと相手に伝わるように書くのがポイントです。後日香典返しをする場合は以下の構成で書きましょう。

1.葬儀の参加や香典のお礼を伝えます。
2.香典返しの品を贈るということを書きます。
3.生前の厚意の感謝の気持ちを示しつつ、今後ともよろしくお願いしますという旨の言葉を書きましょう。
5.略儀ながらお礼状で挨拶とするという言葉で締めます。
6.日付、宛名を書きます。
7.喪主の名前と親族一同と書きます。

弔電などのお礼状と同じく、時候の挨拶は必要ありません。また、お礼状は品物と一緒に奉書封筒で出すのが一般的です。

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香典返しの品物を扱う店舗では用意してくれるところもある

香典返しでは石鹸やお茶、タオルなどを贈るのが一般的ですが、香典返しの品物を扱うお店では、香典返しにぴったりの品物を用意してくれる事もあります。

自分で選びたいという方は、近くのお店や通販などで頼むとよいでしょう。しかし、葬儀社がカタログを用意して手配してくれることも多いため、葬儀社に相談して決めることがおすすめです。

葬儀のお礼状についてのまとめ

  • お礼状は、香典、弔電、供花、供物などに対するお礼として出す挨拶状のことです。
  • お礼状はあくまでも略儀であり、本来直接会ってお礼をいうところをお礼状で済ませているという感覚を持つようにしましょう。
  • 香典返しは当日の場合と、49日のタイミングで出す場合があります。1万円以上の高額の香典をもらった場合は、当日に加えて後日改めて香典返しをするのが普通です。
  • 香典返しのお礼状は香典返しの品物と一緒に送りましょう。品物は香典の3割~5割程度の金額を目安として用意します。