道聴塗説(どうちょうとせつ)の意味

道聴塗説とは、古代中国の警句に題材を取った四字熟語で、道で聴いただけの説をさも自分のもののように周りに吹聴したりする悪癖を戒めた言葉です。

いわゆる「知ったかぶり」を嫌う言葉なわけです。

知識や情報が溢れる現在、どこかで見聞きした話を確認もせずに他の人に喋ってしまったり、ネット上で拡散してしまうことも多く、かえってこの四字熟語のニーズは高まっているともいえます。

道聴塗説のビジネスシーンでの使い方

ビジネスシーンにおいても利用価値は高いといえます。「知ったかぶりはするなよ」というよりも、さらにビシっと聞き手の心に響く形で釘を刺せることが期待できるからです。

いつもの取引先に向かう営業マンや、休憩中噂話に夢中になっている社員たちに使っていくのがベターでしょう。単なるお喋りではなく、聞きかじりの知ったかぶりという「恥ずかしいこと」にのみ的を絞っている言葉です。そのため、過度な管理強化にもつながらず、注意にも正当性が感じられ、反発を受けにくいという利点もあります。

しかし、割とマイナーな四字熟語のため、すんなり相手に意味を理解して貰うために文脈には注意する必要があります。

道聴塗説の使い方と例文

君の意見には説得力が感じられないよ。道聴塗説というか、しっかりと消化し切れていないんじゃないかな。
仲のいい相手と談笑するのはいいが、道聴塗説、聞きかじりをそのまま相手に伝えるのは避けるべきだ。恥ずかしい思いをするかも知れないし、今後の信用も左右しかねないぞ。