病気やケガで仕事ができない期間があるとすると、生活や計画的な貯蓄などに心配を覚える人も多いでしょう。手当金があることをなんとなくは知ってはいても、実際に休むことがなければ知識がないことがほとんどです。

ここでは、傷病手当金とは、傷病手当金の支給日はいつか、手続きについてなどを解説します。万が一のときのために、事前に知っておくと不安を減らすことが出来ます。

そもそも傷病手当金とはなにか?

傷病手当金とは、健康保険から支給される手当のひとつで、病気やケガを理由に長期に渡り会社を休んだときに受けられる手当です。

会社員や公務員など健康保険協会、健康保険組合、共済組合に加入している人が対象であるため、自営業者などの国民健康保険加入者は対象外になります。

傷病手当金の対象になるのは、業務外の病気やケガの療養であることと、仕事ができない状態にあること(自宅療養でも可)、仕事ができない期間が連続する3日間を含む4日以上あること、休んでいる間は給料をもらっていないことが原則です。

業務中、または業務が原因の病気やケガについては、労働災害保険の対象です。

傷病手当金は、療養中の最低限の生活の保障として支払われるもので、給料の約3分の2、最長で18か月の期間時給を受給できます。

基準になる給料は、過去12ヶ月の標準報酬月給の平均した額から計算されます。勤務が12か月よりも短い場合には、支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額か、28万円のうち、少ない方の額を基準に計算します。

傷病手当金の支給日はいつ?

傷病手当金の手続きには医師からの診断書も必要です。

しかし、医師は傷病手当金の支給対象になる期間を書類に記入しなければいけないため、療養中には申請する期間が過ぎていないこともあり、記入できないのが一般的でしょう。

5月1日から31日の期間の傷病手当金を申請する場合、5月31日になってからでないと書類を作成できません。

傷病手当金の受給条件に、会社から給料をもらっていないということがあります。これを証明するために、傷病手当金の手続きには出勤簿や賃金台帳のコピーなどを添付が必要です。

手続きにはある程度時間を要すことになりますが、給料日との兼ね合いもあるでしょう。傷病手当金は、手続き自体に時間がかかると考えておくのがよいです。

傷病手当金の実際の支給日までには、実際に2、3か月はかかることもあると覚悟しておきましょう。

傷病手当金までの手続き

先にご紹介したように、傷病手当金の手続きには時間がかかってしまいます。医師や会社の都合も関わってくるため、スムーズにいかないこともあるでしょう。ここでは、一般的な傷病手当金の手続きの流れを解説します。

業務外で病気やケガをしたのであれば、まずは医師からの診断を受けて、傷病手当金の申請書に必要な証明をもらえる程度か相談しましょう。

傷病手当金を受給すると決めたら、休業する報告も含めて、会社に連絡するのがよいでしょう。会社によっては、有給休暇や休業補償給付で対応してくれることもあります。休業期間や程度によって、最適な方法を選ぶことができるでしょう。

傷病手当金を申請することになれば、傷病手当金支給請書を準備することになります。添付書類も書かれているため、もれなく用意しましょう。医師からは書類に記入をしてもらい、療養担当者の意見書として証明を受けます。

会社からは、書類の記入箇所だけでなく、必要に応じて、年金証書、年金額改定通知書、休業補償給付支給決定通知書のコピーなどの添付が必要です。

書類を記入、添付書類を盛らなく用意したら、各健康保険協会などに傷病手当金支給申請書を提出します。郵送、窓口に持参、会社の担当者から郵送してくれる3つの方法が考えられます。
提出があり次第、健保で審査のうえ支給が決定されるでしょう。

傷病手当金は、事後申請も可能です。2年間遡って請求することもできます。また、申請書をコピーすれば、1回で数ヶ月分の傷病手当金を申請することも可能です。

傷病手当金の支給日についてのまとめ

  • 傷病手当金とは、健康保険から支給される手当のひとつで、病気やケガを理由に長期に渡り会社を休んだときに受けられます。会社員や公務員など健康保険協会、健康保険組合、共済組合に加入している人が対象であるため、自営業者などの国民健康保険加入者は対象外になります。
  • 傷病手当金の対象になるのは、業務外の病気やケガの療養であること、仕事ができない状態にあること(自宅療養でも可)、仕事ができない期間が連続する3日間を含む4日以上あること、休んでいる間は給料をもらっていないことが原則になります。傷病手当金は、給料の約3分の2、最長で18か月の期間時給受給できます。
  • 傷病手当金の支給日までには、手続きに時間を要すでしょう。まずは、医師からの診断書が必要ですが、申請日を過ぎてからでないと医師は書類作成できません。
  • また、受給条件に会社から給料をもらっていないということがあります。これを証明するために、出勤簿や賃金台帳のコピーなどを添付が必要になります。給料日のタイミングも関係します。ですから、実際の支給日までには、数か月はかかることを覚悟しておきましょう。
  • 傷病手当金までの手続きの流れとしては、医師からの診断を受けて、会社に連絡するのがよいでしょう。傷病手当金を申請することになれば、傷病手当金支給請書を準備することになります。書類提出は、郵送、窓口に持参、会社の担当者から郵送してくれる3つの方法が考えられます。傷病手当金は、2年間を遡って事後申請も可能です。