五蘊皆空の意味

五蘊皆空(ゴウンカイクウ)は、般若心経にある一説です。

五蘊皆空の意味は、深淵な仏教思想を含む言葉であるため難解でしょう。「五蘊」とは、人間の身体・五感、それによって感じる感覚・知覚などの、感覚で心に描いたイメージや、イメージに対する意識と行動の事をあらわします。

「空」も至極難解な言葉ではありますが、おおざっぱに解釈すると、実態が無く、変化が続く状態を意味します。

五蘊皆空の意味は相当雑な理解ではありますが、人の身体も精神も本質的な存在ではなく、様々な外界の条件によって決して一定ではありえない事をあらわしています。

五蘊皆空のビジネスシーンでの意味

企業やその中で働く人において、仕事上に対する過度な思い込みや入れ込みは、結果的に好悪両極端を招く事が多くなります。

好結果が出たときには、それは世紀の大発明で、企業や業界のみならず世界を大きく変革する技術や論理な事もあります。しかし、往々にして単なる偏屈や頑固から生じる独りよがりであり、絶対にそれしか無いと考えている場合でも、冷静に別の角度から分析すると全く違ったものになりがちです。

とことん深く追求するのか、それともすっぱりと諦めて方向転換するのかは非常に難しい決定ではありますが、企業や個人の将来を左右する様な選択を迫られ最後に決断をする間際には、五蘊皆空の心境になる事もあるでしょう。

五蘊皆空の例文

そこで五蘊は皆空だと悟り、それで全ての苦疫は除かれる、といわれたのである。
出典:養老孟子「無思想の発見」
世の中は常に一定ではありません。複雑な流水の如く、多くの人が様々な思いを持って自己の周囲を取り巻いています。五蘊皆空の心境を保持しなければ自分を見失う事は必至でしょう。