単純明快(たんじゅんめいかい)の意味とは

単純明快とは、物事がスッキリしていて分かりやすいことです。

「単純」とは「他の要素が入っておらず、混じりけがないこと」や、「構造や形式が込み入っていないこと」であり、「複雑」の反対(対義語)です。「明快」とは「明らかで分かりやすいこと」です。

「単純」という語自体は、「物事の捉え方が素直すぎて、一面的で浅い」というネガティブなニュアンスで用いられることもありますが、「単純明快」という四字熟語になると、普通ポジティブな意味で用いられます。

単純明快のビジネスシーンでの意味

日々複雑化するビジネスシーンにおいて、「単純明快」という語は多く用いられます。

「シンプル・イズ・ベスト」という言葉もあるように、複雑になりすぎるとチームのメンバーと共通理解がえにくくなり、プロジェクトが滞ってしまうこともあります。

商品やサービスを企画制作するにあたって、顧客・ユーザーが触れたときのわかりやすさ、使い勝手のよさを考え、常に「単純明快」を心がけることが大事です。

また、ビジネスシーンでは常に正確かつ円滑なコミュニケーションが求められるでしょう。

会議での発言や企画書が「単純明快」であればあるほど、チームの理解が得られ、あなたを手伝ってくれます。

単純明快の使い方と例文

名詞としても、「なり」「たり」を加えた形容動詞としても用いられます。形容動詞としての使い方は、やや古めかしい印象を与えるかもしれません。

人間一般、永遠なる人間、そんなものゝ肖像によつて間に合はせたり、まぎらしたりはできないもので、単純明快、より良く生きるほかに、何物もありやしない。
出典:坂口安吾『教祖の文学 ―小林秀雄論―』
これと共に北斎板画の単純明快なる色調は専ら根本的なる太陽の七色にのみ重きを置かんとする彼らの主張と全く一致するものとなしたり。
永井荷風『江戸芸術論』