沈思黙考(ちんしもっこう)の意味とは

沈思黙考の意味とは、沈黙し、物事を深く考えることです。「沈思(する)」は深く思いに沈むことで、「黙考(する)」は静かに深く物事を考えることを意味しています。

沈思黙考は上記の二つの語から成る熟語ですが、並びかえてみると「沈黙」と「思考」にもなります。

沈思黙考のビジネスシーンでの意味

各々が知恵を出しあうビジネスの場において、「沈思黙考」という言葉は、あまり多くはありませんがまれに用いられます。

会議や打ち合わせは基本的に誰かが発言をしながら展開していくものですが、皆がアイデアに行き詰まって考え込んでしまうと、途端にシーンとなることがあります。

発言せずにじっと考えていた人から、思いもよらぬよいアイデアが飛び出したりするものです。

「沈黙は金なり」ともいうため、雄弁に語るよりもときには静かにアイデアを温め、語るべきときをじっと待つことも、ビジネスのシーンでは必要となるでしょう。

ちなみに、思いついたことをなんでも口に出していくのが「ブレインストーミング」ですビジネスの場においては「沈思黙考」の対義語に当たります。

沈思黙考の使い方と例文

沈思黙考は名詞としても用いられますが、普通「沈思黙考する」のように、動詞「する」をつけて用いられます。

下村さんは沈思黙考という形、内野さんはゴソゴソ本箱の辺でなんやら調べ始めたようでした。
出典:甲賀三郎『ニッケルの文鎮』
私は、沈思黙考ちんしもくこうすること一時間あまり、ついに肚はらをきめるに至った。
出典:海野十三『地球要塞』