ポジティブシンキングという言葉をよく耳にするようになりました。ポジティブシンキングとは、実際にどうすればよいのでしょうか。

何事も楽観的に考えて、はたして本当にうまくいくのでしょうか。

この記事では、以下のことについて主に解説していきます。

  • ポジティブシンキングとは何か
  • ポジティブシンキングの効果
  • ポジティブシンキングになる方法

ポジティブシンキングを正しく使えば、解決したい問題に対して積極的で正しいアプローチを取ることが出来るようになります。

ポジティブシンキングとは

人間は本来、どちらかといえば慎重で消極的な動物です。

太古の昔、文明が未発達だった頃には、人はより自然に近い環境で生活していました。自然界には肉食獣や毒をもつ動植物などのリスクが無数に存在し、人は今よりも命が脅かされる機会が数多くありました。

現在でも、自然の中で暮らす野生動物達は、とても慎重です。かつての人間も慎重かつ消極的に行動したほうが、生存率が高かったのです。人間社会には自然界ほど多くの実体的なリスクが存在するわけではありません。

しかし、人間の身体や脳そのものはその頃とそう大きく変わったわけではないのです。そのため、人は自分やその周囲に対して起こる出来事に関して、ネガティブ寄りな捉え方をしてしまいやすいです。

「自分は大丈夫、きっとうまくいく」と無理に根拠なく楽観的に考えても、そんな保証はどこにもありません。

ポジティブシンキングとは、本能的にネガティブになりがちな思考を補正し、積極的に現実の問題を解決するために思考する行為のことをさします。

ポジティブシンキングとは少し変わりますがネガティブな退職理由をポジティブな理由として伝える方法を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
退職理由の伝え方 ネガティブな理由をポジティブに伝える方法

仕事におけるポジティブシンキングの効果

仕事では、ミスをしたり、上司に注意されたりなど、つらいこともよくあります。

しかし、自分の評価が下がることや、上司に叱られることを気にして、消極的になる必要はありません。

むしろ、ミスに対処したり上司に注意されたことは、自分がまた成長する機会を得られた、と前向きに捉えることがポジティブシンキングです。

また、リスクを恐れず積極的な行動をとれるようになれば、新しいスキルを身につける機会も増えていきます。長期的なリターンを得られるようになることが、ポジティブシンキングの効果の一つです。

ポジティブシンキングになる方法

ポジティブシンキングになる方法は以下のように、いくつかあります。

また、転職活動をする際もネガティブに捉えず、ポジティブに捉えてみましょう。転職エージェントに相談してみる方法もあります。

転職エージェントについては以下の記事を参考にしてみてください。
転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方
業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較

ネガティブな言葉を使わない

ネガティブな言葉を使うと、取り組んでいる物事自体がネガティブなものになってしまいます。

例えば、「お金持ちになりたい」「あの人と仲良くなりたい」といった願望に対し、「出来ない、無理だ」と言ってしまえば、それは自身の中で「出来ない」ことだと結論付けられ、それで終わってしまいます。

物事を「出来ない、難しい」と感じたら、その「出来ない」と考える要素を出来るだけ多く書き出してみてください。

一気にゴールすることは困難でも、そのいくつかの「出来ない」要素を一つずつハードルとして設定すれば、いずれ飛び越えられそうなハードルも見えてきます。そして、それらのハードルを「どうすれば」越えられるようになるか、考えてみましょう。

そうして一つ一つ前進していくことで、また新たな解決法が見つかったり、新しいスキルが身についたりした結果、成功に繋がっていくのです。

ただ、困難な物事に対して、「いずれどうにかなるだろう」と考えるのは、ただの楽観であってポジティブシンキングではないので、注意してください。

自分のことを褒める

普段、あまり褒められないことを気にする方もいらっしゃいます。他人を褒めるということが、あまり得意ではないという方も多いです。

日本は、「へりくだる」ことで自分を下げ、相対的に相手を持ち上げるという文化をもっています。そのため、自分や他人を積極的に褒めることはあまりしないのです。

特に、自分を褒めるということに対しては、なんとも気恥ずかしくて、やらないという方が多いでしょう。

しかし、人を褒めるのはタダです。自分も、どんどん褒めるようにしましょう。

人は、欠点を探すのは得意ですが、長所を探すことは、意識しないとあまりやらないものです。履歴書を書くときにも、自分の長所については、あまり考える機会がないのでありきたりなものになりがちです。

ビジネスにおいて、その人の「強み」はとても重要視されるものです。自分の長所をしっかりと意識することは、仕事においても大切なことになります。

また、自分を褒めるだけでなく、他人もどんどん褒めてみましょう。

実際に伝えてしまうのが恥ずかしいという方は、心の中で相手の長所を見つけるだけでもよいです。日々自分や他人のアラを探すよりも、いいところを褒めていたほうが、ポジティブに過ごすことができます。

なぜ、ではなく、どうしたら解決するかを考える

自分が抱える問題について、それが「なぜ?」存在するのかと考えてみても、とりとめのないことがほとんどです。

現実は、様々な要素が絡み合って出来ていて、「なぜ?」を突きとめたと思えたとしても、その要素のうちの一部分しか掴めていないのが通常です。

その問題を「どうしたら解決できるのか」を考えたほうが、生産的です。

逆に、他人に対しては「なぜ?」という質問をしてみるといいことがあります。なぜ今のお仕事に?なぜそう考えるのですか?それをしているのはなぜですか?と聞いてみると、思いもよらなかった答えを聞けることがあります。

自分の意識になかった考えを聞くことは、自分にとってプラスな要素になります。

悪いことは偶然、良いことは必然と考える

日々をおくるなかで、起こった出来事が実際は偶然だったということはよくあります。人には、何かが起こると、その原因を特定し、結論付けようとする習性があります。

しかし、偶然の出来事にまで原因を設定してしまうと、それはただの勘違いになってしまいます。そのため、偶然の出来事は偶然だと割り切ってしまったほうがよいです。

悪いことが起きたときは「たまたま起きたんだ」、良いことが起きたときは「やっぱり起きるはずだったんだ」というように前向きに捉えるとあまり気にならなくなります。

ポジティブシンキングに違和感を感じた場合

ポジティブシンキングはただの現実逃避とは違うものです。

今の自分が苦しい状況にあるとして、「大丈夫、きっとすぐに幸せになれる」と考えても、心のどこかにある違和感を拭いさることは出来ないかもしれません。しかし、「やっぱり自分はもうだめなんだ」とネガティブになっては、行動を起こすことができなくなってしまいます。

「この状況を抜けるには、どのような方法があるか」と、前に進むために思考するのが、ポジティブシンキングの正しい使い方です。

失敗やミスは責めるのではなく認める

仕事においては、なるべくミスをしないようにするのは当然のことです。気を付けていたとしてもミスをするのが人間です。

ミスを恐れるあまり消極的になっては、自分の能力を伸ばす機会を失うことになりかねません。

自分のミスを責めてしまうと、ミスをすることそのものから逃げたくなり、積極的な行動を取れなくなってしまいます。ミスという目の前のリスクから逃げて、自身の成長の機会を損なうことに目を向けないのは、賢明とはいえません。

もちろん「ミスしてもいいや」と単に鈍感になることをおすすめするわけではありせん。

ミスがあった場合、ミスそのものはしっかり認めなければなりません。その上で、どうしてミスが起きたのか、どうすればミスを繰り返さないか、ミスをどのようにリカバリーするかなど、冷静に分析します。

そうすることで、自らの成長につなげることができます。