不易流行(ふえきりゅうこう)の一般的な意味

不易流行とは、変化のない本質的なものの中にも、新しい流れを取り入れていくこと。また、新しい流れを求めて絶えず変化を続けていくこと。

解釈には諸説あるが、総じて基盤のある土台と変化を受け入れる土壌を併せ持つという意味で使われることが多い熟語です。
古くは俳諧の理念で、松尾芭蕉が発祥ともいわれている趣のある言葉になります。

不易流行のビジネスシーンでの意味

言葉の意味合いから、ビジネスでも使えるシーンは間々ありえます。
主に会社や店舗の経営理念や、事業者の考え方を表す場合に使うことが多くなると思います。

「うちの会社の理念は不易流行だ」とか「基盤を維持しつつ不易流行の理念で新境地にチャレンジしていく経営」など、言葉の意味が幅広い分、使えるシーンも多くなってきます。
また、個人向けの使い方でも「あの人の動き方は不易流行だ」といい評価で使うことができます。

自分自身に対しても「不易流行の精神で御社の理念とマッチした新しい流れを作っていきたい」など前向きな意味合いで使うことができます。

ビジネス用語ではありませんが、使い方のバリエーションが多いので知っておいて損はない熟語であるといえます。

不易流行の例文

猿簑さるみのの選を被りて不易流行のちまたを分かち、新風にかんがみても幽玄の細みを忘れず。

出典:森川許六「風俗文選」

不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず。

出典:向井去來「去来抄」”