詩歌管弦(しいかかんげん)の意味とは

「詩歌」とは室町時代までの文学における漢詩と和歌を意味し、「管弦」は管楽器や弦楽器のことを意味します。

つまり「詩歌管弦」とは文学、音楽の両方をさす四字熟語なのです。転じて、歌や音楽などの風流な趣味を意味するようにもなりました。
「詩歌管絃」と表記することもあります。

日本の古典文学における「遊ぶ」ということばは詩歌管弦を楽しむことなのです。

詩歌管弦のビジネスシーンでの意味

詩歌管弦の意味はビジネスの場面においても、本来の意味とは違いありません。
また、この四字熟語自体、ビジネス用語として特別に使われるということもありません。ですが雑談のなかで、人の教養や趣味について触れる際にこの四字熟語を使うことが時々あります。

例えばある人をさして「詩歌管弦に通じている」というとき、それは文学、音楽の両方に造詣がある教養の深い風流人、という意味になるのです。

雑談もビジネスにおいては大事な潤滑油となります。教養はひけらかずとも相手には自然と伝わるものです。

詩歌管弦の例文

大殿様は何かにつけて、武張った事を御好みになりましたが、若殿様はまた詩歌管絃を何よりも御喜びなさいまして、その道々の名人上手とは、御身分の上下も御忘れになったような、隔てない御つき合いがございました。

出典:芥川龍之介『邪宗門』