人が生きていれば誰だって、自分の欠点に気づきそこを改善したいと思うものです。その欠点がささいなことであればすぐに改善できるのですが、大きく性格や行動を変えたい、自分自身の全てを変えたい、などと思う人も中にはいます。

その場合、自分を変えると言ってもなかなかすぐに変わるものではありません。

今回の記事では、自分を変える方法について、以下のような点を中心に解説いたします。

  • 自分を変える具体的な方法
  • 行動するときに必要なこと

自分を変える方法

自分を変える方法には様々な方法があります。以下ではそれらの方法について具体的に解説していきます。

自分のことを知る

自分を変えたいと思った時、大半の人は未来の自分の姿を思い浮かべます。イメージトレーニングや将来のことを考えるのはとても大切ですが、その前にもっと重要なことがあります。

それは現状を知るということです。

現状を知らなければ、どのぐらい努力をして、何をすればよいかがぼやけてしまいます。そうすると、ただ努力をしていても、漠然とした恐怖が襲ってきます。

今の自分と理想の自分との間に何が必要なのか、具体的に何をすればよいのか、と言うことを考えるために、今の自分に関することを紙に書き出してみるのがよいでしょう。

何を書けばいいか迷ってなかなか筆が進まない人もいるかもしれません。しかし、誰かに見せるわけではありません。自分自身を知るためのものなので、正直に思いついたものから書き出していきましょう。

内容としては、性格、外見、行動など自分に関することなら何でもよいのであまり深く考えずに書いていきましょう。


性格:楽天的、陽気、のんびり
外見:地味、ブランドのバッグ、〇〇のイメージ
行動:時間に遅れる、外食が好き、予定をきっちり立てる、三日坊主で飽きやすい

自分の好きなところと嫌いなところを分類する

20~30個ぐらい自分について書きだせたら、今度はそれを分類していきます。

おそらく最初のうちはネガティブなことが多く書かれているでしょう。しかしそのことを気にせず、書き出した項目について、それが自分の好きなところが嫌いなところかを二択で分類していきます。

将来像を描く

現状を知ったら、将来的にどんな人間になりたいか、どういう生き方をしたいか、のような変化後の自分について考えます。

単に自分を変えたいと思っていても、具体的な目標がないと人間は変わることができません。どのようになりたいか、という点について自分なりに考えてみましょう。

もし、すぐに具体的な将来像が思い浮かばない場合は、テレビや映画の主人公、もしくは身近にいる憧れる存在の人を目標にするのもよいでしょう。

今の自分と理想の自分の隔たりを埋める

今の自分も把握できた、なりたい自分もわかっている、そこまでできれば後はなりたい自分に近づいていくだけです。今ある隔たりを埋めていくために具体的な行動を考えます。

おそらく、多くの人が今の自分の嫌いなところと理想の姿が真逆であるという場合が多いでしょう。その隔たりを埋めていくにはどのようにしたらよいか、具体例を挙げてみます。


今の自分:仕事も給料もそこそこ。
理想の自分:給料上げたい。来年の夏までに、昇給したい。

この隔たりをなくすためには、仕事のパフォーマンスをあげなければなりません。そのためには十分な睡眠や健康的な生活を心がけることが必要です。

また、昇給をして給料を上げるためには、資格をとったりスキルを身に付けて、それを仕事に生かさなければなりません。

資格のための勉強をする時間を確保するため、夜型だった生活を朝型に切り替えていきます。そのためには、仕事から帰ってダラダラと過ごすのではなく、時間管理をしっかりし、早く寝るように心がけます。

このようにすることで、少しずつではありますがなりたい自分に近づく第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。現状と理想像がわかっているので、その隔たりを埋めていくよう行動することが大切です。

自分を変えるには行動が大切

目標はきちんと立てても実行するのが難しい

目標を具体的に立てられて、あと実行するだけとなっても、その実行が難しいです。少しでも実行しやすくするために必要なのが、より具体的な目標です。

例えば最終目標が、5キロダイエットすることだったとします。実際にどのような行動すれば5キロ体重を落とせるか、それを考えなければなりません。

今年の夏までに(期限)、体重を5キロ落とす(目標)。毎日、万歩計をつけて、3キロ歩く(具体的な行動)。

このように期限と目標、そして具体的な行動を決めることで、習慣化することができます。

また、実際に行動できたかどうかをチェックし、達成感を味わうことも行動を続ける秘訣です。そのときに注意することは、できなかったことにフォーカスするのではなく、少しでもできたことに目を向けることです。

できなかったことから目を背けていては進歩しませんが、できなかったことばかりに注目すると、「自分はやっぱりできない」とできない理由を探すことになり、ネガティブな感情が沸き起こってきます。

ネガティブな感情に支配されてしまうと、やる気が削がれ、行動を続けるのが苦痛になってしまうのです。

行動を振り返るときはポジティブなフィードバックを心がけましょう。

そして、目標はいつも見える場所に掲げるとモチベーションアップにつながります。行動が習慣化されると、ある変化が見られるようになります。

最初は習慣にすることが大変だった行動が、その行動を行わないと、変な感じがしたりざわざわしたりするようになります。そうなれば、あとはひたすら続けるのみです。

ハードルの低い目標作る

目標が決まっていても、理想と現状が大きくかけ離れている場合、中間目標を作るのも1つの手です。

例えば、TOEICのスコアを2年間で900点にするのが目標だとします。しかし、現状は600点前後だったとします。300点を一気に上げる事はなかなかハードルが高く、挫折しやすくなります。

このような場合、まずは最初の半年で600点から700点代になることを目標に掲げます。実際に目標がクリアできたら、次は800点代、そして900点台までもっていくようにします。少しずつ点数が伸びて、小さな目標もクリアできているので、その達成感が成功体験として次の行動を喚起します。

最終目標は大きく、実際の行動は小さな目標の積み重ねです。小さな達成感を味わいながら気持ちよく目標に到達することができます。

自分を認め、他人も認める

現状に満足しておらず自分を変えたいと思っている人は、自己嫌悪に陥りやすい状態になっています。

今の自分に満足できていなかったとしても、その自分を全て否定し、嫌いになる必要はありません。まずは今のそのままの自分を受け入れることが大切です。

できない自分も自分、嫌いな自分も自分として、自分を認めることで、個性を残しながら自分を変えていくことができます。

自分を認めることができると、色々なことが受け入れやすくなります。そうすることで他者や環境の影響も受けて、進化していくことができます。

自分を変えるに関するおさらい

自分を変えるに関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 自分を変えるためには、まず現状を知ることが大切
  • 目標となる将来像を描き、今の自分との隔たりを埋めていくことが、自分を変えるために必要なことである
  • 人間は具体的な目標がないと行動が長続きしない
  • 最初の目標はハードルを低くし徐々に上げてことで最終目標に到達できる
  • 嫌なところを持っている今の自分を認めることで、他人をも認めることができる