以毒制毒(いどくせいどく)とは

以毒制毒とは、悪いものを治す際に他の悪いものを利用するという意味です。
どちらかというとこの熟語を訓読した「毒を以て毒を制す」ということわざのほうが有名でしょう。

ネガティブや意味や批判的なニュアンスで使われることも多い熟語のためビジネスシーンで対外的に
堂々と使われることは少ない言葉です。

しかし、綺麗事ばかりでないビジネスシーンの中で、社内的な言い回しとして利用されることはまれにあります。

例えば自社の利益を損なってでも、競合他社を排除して受注を狙いにゆく、SNSであえて炎上を狙い注目を浴びるなど、リスキーな投資やPRを行うような場面で用いられることがあります。

意味の強い言葉であるため、企画書内のコンセプト・ワードや社内キャンペーンのスローガンとして用いると見た人に強烈な印象を与えることが期待できます。
ただし、「毒」というネガティブな言葉が盛り込まれているため、安易に使用すると、社内でも「炎上」の種になりかねないリスキーな熟語です。

広くこの熟語を用いて話す際には、周囲に誤解を与えぬよう、十分にコンセンサスを取ったうえで使用するのが良いでしょう。

以毒制毒の例文

競合が大幅な値引きをしてきたようだ。今回は以毒制毒でうちも赤字を切ってでも案件を取りに行こう。
今回のキャンペーンは、他社製品への批判的な内容も含まれているため、メディアでの炎上や反発も予想されますが、結果注目を集める以毒制毒の効果を狙っています。