ビジネスシーンにおいて、誰とも会話をしないで仕事をするというのは難しいことです。しかし、なかなか会話が続かなくて困っている、雑談が苦手だ、という人は思いのほか結構いるものです。

話すことに苦手意識を持つことで、より会話が長続きしなくなってしまい、会話をすることが億劫になります。この悪い循環を断ち切るためにも、会話を続けるコツを掴んでいきましょう。

この記事では、以下のような点について解説いたします。

  • 会話が続かない人の特徴
  • 会話が続かない原因
  • 改善方法

会話が続かない人の特徴

リアクションが少ない

会話をしていて相手のリアクションが薄いと、ちゃんと伝わっているのか、相手がつまらないのか、など不安になり、会話を続けるのが難しくなります。

どんな話題を振っても、言葉数が少なく、無愛想に「そうですか」と言われ続けると何を話しても響かないんだなと思ってしまいます。

自分が話をした時、相手が反応してくれないと、こんなにつまらない話を続けても良いのだろうか、と思うことがあります。

そして、後々考えると、話がつまらなかったのではなく、自分のことがあまり好きではないのかな、などと飛躍して考えてしまうこともあります。

実はほとんどの人は会話で話した内容のことは忘れてしまいます。話した内容よりも、楽しい雰囲気だったなぁ、面白かったなぁ、気まずかったなぁ、などの感情を覚えています。

つまり、もし充実した内容の話をしていたとしても、相手の相槌もなく、気まずい思いをした場合、次から同じ相手と話すのを躊躇してしまう可能性があるのです。

自分の話ばかりする

会話は相手とのキャッチボールです。自分が投げたボールが受け止められなかったとき、人はがっかりします。

こちらが話題を振っても、全て自分の話にすり替えてしまう人がいますよね。そういう人とはなかなか会話を続けるのが難しいでしょう。

自己顕示欲が強い人は、相手の話を聞かず自分の話ばかりをします。

一時的に相手の話を聞いたとしても、自分が話しているときにその相手は話を聞いてくれていない可能性もあります。悪気はなくても、自分の話ばかりするのはやめましょう。

とにかく同調する

会話には流れが必要です。一見、重要だと思われる相槌も、多すぎたり適当だったりすると、会話の流れを止めてしまい、会話が続かない原因の1つとなります。

例えば、どんな話をしても相手の人が「うんうんうん」、「あー、わかるわかる」、というような反応しか返ってこなかった場合、次の話をしようという気がなくなる可能性もあります。

実は、会話が苦手だと思い込んでいる人ほど同調傾向が強いと思われます。会話を上達させるハウツー本などに「相手の話を受け止め同調することが大切」と書かれていることが多く、それを信じて行っているのかもしれません。

ただ1つ覚えておいてください、同調することは大切ですが、同調しすぎることは相手からの信用を失い、結果会話が続かない人と認定されてしまいます。

一言目が否定的

会話で大切なのは、過剰ではない同調です。先ほど同調しすぎることはよくないと述べましたが、逆に否定的であることも会話が続かなくなる原因の1つです。

会話はボールを受け止めるということをまず行います。過剰な同調も、否定も相手の言うことを受け止めていない証拠であるため、気まずい雰囲気になってしまうのです。

せっかく相手と話をしているのに、一言目が「いや、でも」で始まると、相手は自分の言っていることを否定されたと思ってしまいます。癖で言ってしまう人も中にはいます。

自分は意識していなくても、否定的な言葉を使いやすい人は気をつけましょう。相手にいちどネガティブな印象持たれてしまうと、そこから覆すのは至難の業です。

相手が自分のことを苦手だと思ってしまえば、話す機会も少なくなってしまいます。悪気がなければもったいないことですよね。まずは肯定形から入るということを身に付けるようにしましょう。

会話が続かない原因

会話が続かない原因として、全般的なものと異性特有のものがあります。

両方ともに共通する原因として緊張するため、が一番に挙げられます。数人で会う時は問題ないのですが、2人きりになると自分か相手のどちらかが話をしないと会話になりません。

緊張してしまうと自分の話したいことを頭の中で考えるばかりでなかなか言葉にできなかったり、相槌も変になってしまったりと会話全体がぎこちなくなりがちです。

そのような気まずい雰囲気で話を進めていくと徐々に溝ができてしまうのです。

異性との会話が続かない理由として、緊張以外に視線の問題があります。緊張しすぎて相手の目を全く見ない人は、よい印象を持たれません。自分の言っていることを理解しているのだろうかと不安になってしまうからです。

逆に、ずっと相手の目を見続けるとそれはそれで不自然な印象となります。相手は攻撃的なのか、と感じたり、喋りにくくなったりします。

その他の原因としては、沈黙を恐れすぎて、舌をまくし立てて話したり、早口になってしまう、などがあります。

どれも相手は圧倒されてしまい、会話の内容が耳に入ってきません。これでは相手に自分が話したことが伝わらず、会話をスムーズに続ける事は難しくなるでしょう。

会話が続くようになる改善方法

会話からキーワードを拾う

会話は相手がいて成り立つものです。また自分の話ばかりしていても、相手に不快な思いをさせます。相手の話をしっかり聞くことが大切です。

相手の話を一旦受け止め、その中から自分の興味があるキーワードを拾います。そしてそのキーワードについて話を広げていくことが、あなたらしい会話をするポイントとなります。

相手の話に真剣に耳を傾ければ、自分がもし興味のない話でも、質問することが出てきます。質問すれば相手も答えてくれるので、会話が続くようになります。

ネタを普段から考えておく

突然話そうと思ってもなかなか話題が出てこないことが多いでしょう。これは誰にでも当てはまることです。

話し始めはいきなり深い話をすることは少ないため、まずは世間話をできるようになりましょう。

一般的な世間話のジャンルを押さえておくことが大切です。話のネタを普段から用意しておけば、どんな場面においても最初の雑談は問題なくこなせるでしょう。

・天気
・テレビ
・趣味
・仕事
・ニュース
・出身地
・注目していること

これらのジャンルを見ていくと、面白い話題を取り上げようとするのではなく、自分のことを掘り下げたり、自分が考えたりすることを中心に話すとよい、ということがわかります。

雑談力と即興力は違う

会話を続けるのが上手い人は情報収集能力がある

雑談とは、その場その場に応じて話題がコロコロと変わり、即興力が問われるものです。しかし、実際には即興力がなくても雑談を楽しむことができます。

実は、雑談が上手い人は即興力があるだけではなく、情報収集能力に長けている特徴もあるのです。

もし即興力があったとしても薄っぺらい内容を話していたら、会話が続きません。相手のバックグラウンドや情報を事前にキャッチしておくと、話が弾みやすくなります。

もし事前に誰と話すかが分かっている場合は、相手の興味あることや仕事のことなどを事前にリサーチしておくとよいでしょう。

もし話し相手が上司であれば、過去の仕事を調べておくと役に立ちます。

特に成功例と失敗例を押さえておけば怖いものなしです。成功例は上司が自慢したときに詳細を知っていると喜びます。失敗例は触れてはいけない話題です。

このように雑談では臨機応変に対応しているように見えますが、実際には情報収集ができているかどうかによっても会話の内容が変わってきます。

会話が続かないに関するおさらい

会話が続かないに関するおさらいは以下の通りとなります。

  • リアクションが少なく自分の話ばかりする人とは会話が続きにくい
  • 会話は言葉のキャッチボールだといわれるが、受け止めるだけではダメである
  • 話をするときは目を合わせすぎず視線をそらしすぎないことが重要である
  • 話題になりそうなことや自分の興味についてネタ集めをしておくと会話が上手くなる
  • 雑談は即興力だけでなく、事前の情報収集の量によってもうまさが変わる