ビジネスでは、よく「事業戦略」という言葉を聞きます。何となくわかっているつもりでも、実ははっきりと意味を把握していない人もいるでしょう。

ここでは、事業戦略とはなにか、事業戦略立案に有効なワークフレーム5つ、事業戦略の英語表現について解説します。

今更聞けない言葉の意味をここでしっかり理解して、ワンランクアップしたビジネスパーソンになれます。

事業戦略とは

「事業戦略」とは経営学の専門用語のひとつになり、事業戦略を考えることを「策定する」といいます。

企業全体ではなく事業ごとの戦略だから「事業戦略」とし、「経営戦略」とは区別されるのが一般的です。事業戦略を策定するのは、市場の競争は事業単位で成り立っているとされているからです。

ビジネスは市場での競争であり、競争での優位性を確立するための方針が「事業戦略」です。

個別の事業に対する戦略をさす場合が多い

「事業戦略」に対して、全社的な戦略は「経営戦略」といいます。この2つの相乗効果で事業を成功させて、企業を大きく育てていきます。

事業戦略を策定するには、まずはそれぞれの事業の方向性を考えるべきでしょう。方向性は、大きく2つに分けることができます。

強みを活かす事業戦略は、すでに企業の内部にある強みを活かす意味があります。企業が持つ、他にはまねのできない技術を掘り起こして製品化、サービス化していくのがよいでしょう。

もうひとつは、機会を逃さない企業戦略です。今ならSNSなどを介して、ある日突然あるものが流行し出すことがあります。その機会を逃さずに、流行の波にのる戦略も事業戦略でしょう。外的な力をうまく使い、利益を最大化する方向性です。

事業戦略立案に有効なフレームワーク

事業戦略を策定するにあたり、企業の強みと弱みを理解し、優位性を確立するための戦略といっても、漠然と考えだすのは効率よくありません。

事業戦略を考えるには、考えを整理しながら分析、より深めていけるフレームワークを使うと効率がよくなります。また、自分の考えをまとめられるので、他の人への説明やプレゼンもこなしやすくなります。

ここでは、事業戦略の策定にも使える5つのフレームワークをご紹介します。事業規模に合うワークフレームを使うのがいいでしょう。

SWOT分析

経営戦略の策定によく使われるフレームワークですが、事業戦略にも使え、比較的規模大きな事業にも使えます。

内部環境と外部環境を「強み(Strengths)」、「弱み(Weaknesses)」、「機会 (Opportunities)」、「脅威 (Threats)」の4つの視点で分析します。

SWOT分析そのもので、事業戦略を導き出せるものではありませんが、何をするにもまずは状況を知ること、分析することは大切です。最初に使ってみたい基本のフレームワークともいえます。

PEST分析

PEST分析では、企業が自らではコントロールできない外的要素をマクロ規模で把握できるフレームワークです。

「政治・法律的環境要因(Politics)」、「経済的環境要因(Economy)」、「社会的環境要因(Society)」、「技術的環境要因(Technology)」で分析し、事業への影響を長い目で分析できます。

難易度が少々高いですが、事業規模が大きいものから小さなものまで、機会をみつけるには適切で効果的なフレームワークです。

3C分析

特に、マーケティングに有効なフレームワークのひとつです。

マーケティングを考えるうえで欠かせない「Customer(顧客)」、「Company(自社)」、「Competitor(競合)」の3つの視点から分析します。

初歩的なフレームワークですが、他社との比較から市場での優位性をつかむために事業戦略の策定に有効です。さらに深い分析のためには、「費用(Cost)」、「コミュニケーション(Communication)」のいずれかを加えて、4Cで分析するのもいいでしょう。

簡単なので、個人レベルでもつかえますし、大きな事業にも適しています。

4P分析

事業戦略の中でも、新商品の展開事業などに有効なのが4P分析です。すぐに実行に移したいときに使えるフレームワークでもあります。

狙ったセグメントに製品やサービスが最大限のベネフィットをもたらすように、「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「販促プロモーション(Promotion)」で分析します。

一貫性のある事業戦略をつくることができるので、利益を最大限にできるでしょう。比較的小さな事業規模にも向いています。

PDCAサイクル

PDCAサイクルは、個人レベルでも使いやすいワークフレームので、事業戦略の精度を高めていくのに効果的です。

「計画(Plan」→「実行(Do)」→「評価(Check)」→「改善(Act)」の4段階を繰り返すことで精度を高めます。

すでに動き始めている事業を分析し、あらためて事業戦略を立てるために部署レベルでも活用できます。また、個人事業を始める人にとっては、初期の事業の進行をシミュレーションするにもいいでしょう。

事業戦略の英語表現

最近では、ビジネスシーンで英語を使う機会も増えています。ここで、事業戦略の英語表現を確認しましょう。

事業戦略は、「ビジネス・ストラテジー【business strategy】」となります。

似た言葉に「タクティクス【tactics】」がありますが、これは「戦術」の意味です。「ストラテジー」がマクロな視点であるのに対し、「タクティクス」はミクロな視点での戦術という意味合いがあります。

また、「ストラテジー」のほうが長期的な戦略であるのが一般的です。

事業戦略に関するおさらい

事業戦略に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 「事業戦略」とは、それぞれの事業においての戦略であり、企業全体の経営戦略とは区別される。
  • 市場が事業ごとで構成されているという考え方から、市場競争での優位性を確立するために、個別の事業での事業戦略を策定する。
  • 事業戦略の方向性には、内部の強みを活かすものと外的な要素である機会をつかむものがある。
  • 事業戦略の策定には、効率化を求めるならワークフレームを活用するのがよい。
  • 大規模な事業から個人事業のレベルまで、事業戦略の策定に使える5つのワークフレームとして、SWOT分析、PEST分析、3C分析、4P分析、PDCA分析がある。
  • 事業戦略の英語表現は、「ビジネス・ストラテジー【business strategy】」、似た言葉の「タクティクス【tactics】」は戦術の意味で、ストラテジー「戦略」よりも短期的でマクロ視点なもの。

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