小さなことから宇宙に憧れを持っているものの、宇宙飛行士は難関だろうと諦める人も多いでしょう。ここでは、宇宙飛行士の仕事内容やどうやって宇宙飛行士になるのか、年収や勤務体系などについてご紹介します。

この記事を読むことで、憧れの世界を憧れだけで終わらせないために、宇宙飛行士になるための筋道を立てる事が出来るでしょう。

宇宙飛行士の仕事内容・役割・種類

ロシアやアメリカでは「宇宙飛行士」の資格があります。日本では、一般的に「宇宙飛行士」はJAXA(宇宙航空研究開発機構)所属の飛行士の事をさしています。「宇宙飛行士」の言葉は、世界共通の厳密な規定や定義ではありません。

宇宙飛行士の主な業務は、国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟の組み立てを通してISS計画に貢献することです。宇宙に滞在中には、ISSや「きぼう」日本実験棟の操作・保全を行いながら、さまざまな実験や研究も実施されます。

ロボットアーム操作をしたり、宇宙服を着ての船外活動をしたりすることもあるでしょう。

ISSに行き来するスペースシャトルに搭乗時には安全飛行ができるように、また効率的に作業をできるように、4つに業務に分かれて、それぞれ従事します。

宇宙飛行士の業務は以下の4つです。
船長(コマンダー)
操縦手(パイロット)
搭乗運用技術者(ミッションスペシャリスト:MS)
搭乗科学技術者(ペイロードスペシャリスト:PS)

船長(コマンダー)は、全体をまとめる権限と責任を持っています。

操縦手(パイロット)は、船長の指示のもと、操縦などに関わる役割で、搭乗運用技術者(ミッションスペシャリスト:MS)は、搭乗船のシステム運用を担当、実験・ロボットアームの操作・船外活動などに広く従事しています。

搭乗科学技術者(ペイロードスペシャリスト:PS)は、科学ミッションの際の実験を担当する役割で、搭乗船のシステム運用の訓練は受けていません。搭乗運用技術者よりも、ミッションにあったロボットアームの操作や船外活動ができるでしょう。

アメリカで訓練をした受けた宇宙飛行士は「アストロノート」と呼ばれ、ロシアで訓練を受けた宇宙飛行士を「コスモノート」、中国で訓練をした人は「タイコノート」と区別して呼びます。

ちなみに、日本人初の「コスモノート」は当時TBS記者だった秋山豊寛氏、日本人初の「アストロノート」は、宇宙飛行士試験に合格した当時、北海道大学工学部助教授だった毛利衛氏です。

宇宙飛行士になるための方法

先にも紹介した通り、日本での宇宙飛行士はJAXA所属で、宇宙飛行士候補者の選考もJAXAで行われます。宇宙飛行士候補者に選考され、厳しい訓練をパスしてから宇宙飛行士に認定される流れです。

宇宙飛行士になるために必要な学歴・資格

JAXAの国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者募集の資格には、日本国籍であること、大学卒業であること、身長が158cm以上190cm以下(宇宙服着用のため)、体重50kg~95kgなどの条件があります。年齢の制限はありません。

JAXAホームページでは「求められる資質」も公開されています。

宇宙飛行士に求められる資質
・確かな専門性と他分野への適応性
・宇宙での長期滞在への適応能力、チームワーク
・ISSは幅広い活躍の舞台(のちの有人宇宙活動を推進活動に対応できる素養)

宇宙飛行士の選抜試験では、宇宙飛行士の選抜試験は以下の通りです。

宇宙飛行士の選抜試験一覧
書類審査
英語試験
一般教養
自然科学等の筆記試験
面接試験
精神・心理学的な検査

選抜試験は、178倍から572倍の超難関であるため、入念な準備が必要になるでしょう。

候補者に選定された後には、2年程度の宇宙飛行士の訓練を受けます。宇宙飛行士の訓練は以下の通りです。

宇宙飛行士の訓練一覧
基本的な知識
宇宙科学や宇宙医学
ISSなど宇宙機システムに関する講義と基本操作訓練
飛行機操縦訓練
体力訓練
英語やロシア語の語学訓練

上記の訓練が終了してはじめて、宇宙飛行士になれます。現在、JAXA所属の宇宙飛行士は7名おり。40~50歳の男性で、3名が東京大学出身者、2名が防衛医科大学校出身者、全員が医学部か工学部卒です。

宇宙飛行士の年収は40代で800万円

日本での宇宙飛行士はJAXA所属で、JAXA職員の給与規定に則り年収が決まります。

JAXAは国立研究開発法人なので、給与規定が公開されています。

それによると、宇宙飛行士は研究職員に相当すると考えられ、40代で800万円程度、50代で1,000万円を超える年収でしょう。

元JAXA宇宙飛行士の山崎直子氏は、著書の中で年収800万程度としていました。また、同じく元JAXA宇宙飛行士の毛利衛氏も、著書で年収1000万円ほどとしていました。

参考:JAXA情報公開

その他の業種の年収について要りたい方は、こちらが参考になります。

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宇宙飛行士の勤務体系と休日

ISS滞在中には、船内時計に合わせて生活をすることになりますが、実験や研究によって、時間帯に関係なく仕事が出てくることもあるでしょう。また、訓練中もISS滞在中も家族と離れて暮らす覚悟が必要です。

訓練中は、土日祝日は休みになる可能性が高いでしょうが、それも訓練の種類によります。

過酷な訓練に加え、宇宙飛行士になってからも専門的な訓練があり、情報や技術のアップデートをしなければならず、精神的にも体力的にもきつい仕事でしょう。

宇宙飛行士のための法人

■国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 
日本で宇宙飛行士になるには、まずはJAXAの宇宙飛行士候補者に認定されなければなりません。その後の訓練は、以前はNASAで行われていましたが、現在はJAXAで行われています。国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 公式サイト 

宇宙飛行士についてのまとめ

  • 日本では、一般的にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)所属の飛行士を「宇宙飛行士」と指しますが、「宇宙飛行士」の言葉には、世界共通の厳密な規定や定義はありません。
  • 宇宙飛行士の主な業務は、国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟の組み立てを通してISS計画に貢献することです。船長(コマンダー)、操縦手(パイロット)、搭乗運用技術者(ミッションスペシャリスト:MS)、搭乗科学技術者(ペイロードスペシャリスト:PS)と別れて、業務を進めます。アメリカで訓練をした受けた宇宙飛行士は「アストロノート」、ロシアで訓練を受けた宇宙飛行士を「コスモノート」、中国で訓練をした人は「タイコノート」と呼ばれます。
  • JAXAの国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者募集では、日本国籍、大学卒業、身長158cm以上190cm以下、体重50kg~95kgなどの条件がありますが、年齢制限はありません。候補者の選抜試験をパスしたら、宇宙飛行士の訓練を受け、これに合格して初めて宇宙飛行士に認定されます。
  • 宇宙飛行士はJAXA所属で、JAXA職員の給与規定に則り年収が決まります。40代で800万円程度、50代で1,000万円を超える年収でしょう。
  • 勤務体系と休日は、訓練のメニューによりますし、ISS滞在中は研究や実験によるところが多いでしょう。

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