サラリーマンとして働いている方の中には、「自分は一生涯でどの程度の収入を得られるんだろう」と考えたことのある人も多いはずです。
平均的な生涯年収や手取り額をわかっていれば、今後の人生の計画も立てやすくなります。

この記事では、サラリーマンの平均生涯年収や税金を差し引いた手取り額、生涯年収のランキングトップ5などを解説します。

サラリーマンの平均生涯年収

「ユースフル労働統計」に、サラリーマンのおおよその生涯賃金が明記されています。
その中でも最新の調査である2014年のものを紹介します。

厚生労働省が定めた常用労働者1,000人以上の「大企業」に、60歳まで正社員として務めた男性の、退職金を除いた生涯賃金は以下のとおりです。

大企業に勤めるサラリーマンの生涯年収
・中卒 約2億4千万円
・高卒 約2億6千万円
・大卒 約3億1千万円

常用労働者100人〜999人の「中企業」に、60歳まで正社員として務めた男性の、退職金を除いた生涯賃金はこちらです。

中企業に勤めるサラリーマンの生涯年収
・中卒 約1億9千万円
・高卒 約2億円
・大卒 約2億5千万円

これらの統計から、同程度の規模の企業の場合は、学歴が中卒なのか大卒なのかで生涯賃金が約6千万円〜7千万円も変わります。

また、働く企業の規模も生涯年収に大きく影響しているのが分かります。学歴が中卒だとしても、大企業に就職できれば、大卒の人が中企業で働く場合とそれほど変わりません。

参考:ユースフル労働統計

つまり、生涯賃金の水準は学歴だけでなく、どの程度の企業に就職するかによっても大きく変わります。

生涯年収2億5千万円の人の手取り金額

年収が約500万円の人の場合、生涯年収のうち、約2割が税金として引かれると考えます。
よって、生涯年収が2億5千万円の人の手取り額は約2億円です。

年収にすると約500万円となり、月収にすると約40万円です。

生涯年収の手取り額……約2億円
年収の手取り額……約500万円
月収の手取り額……約40万円

生涯給料トップ5

東洋経済ONLINEの「生涯給料トップ500社ランキング 2015」によると、生涯給料のトップ5は以下の企業です。

生涯給料ランキングトップ5
1位 キーエンス 6億7323万円
2位 日本M&Aセンター 5億6,628万円
3位 GCAサヴィアン 5億6,603万円
4位 朝日放送 5億2,849万円
5位 テレビ朝日ホールディングス 5億386万円

・キーエンス
自動制御機器や情報機器、計測機器や光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発および製造販売を行う企業

・日本M&Aセンター
中堅企業や中小企業の合併や買収の仲介を行う企業

・GCAサヴィアン
企業の合併や買収に関するアドバイザリー事業を行う企業

・朝日放送
近畿地方の広域圏を放送対象地域としている特定地上基幹放送事業者

・テレビ朝日ホールディングス
日本人なら誰もが知っている、大手テレビ局

このように、生涯給料ランキングで上位にランクインする企業は日本中に名の知れた大企業ばかりです。

ランキングトップの企業であれば、一般的なサラリーマンの生涯年収の約2.5倍近くにもなります。
親が自分の子供をなんとか大企業に就職させようと奮闘するのも頷けます。

参考:東洋経済ONLINEの「生涯給料トップ500社ランキング 2015」

またdodaでは平均年収のランキングも行っています。
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生涯年収に影響する要素

学歴の差

学歴の差は生涯年収に大きく影響します。

同じくらいの規模の企業では、中卒と大卒で生涯賃金が約6千万円〜7千万円も変わってきます。

もちろん業種や転職の有無などで、例外となるケースもありますが、平均値でみてみれば学歴と生涯年収には大きな関係があります。

また、女性よりも男性の方が学歴による生涯賃金の差が大きいことも知られています。
男性は昇給する企業に勤めることが多いのに対し、女性は昇給の少ない一般職に就くことが多いためです。

企業規模の違い

企業規模の違いによる生涯年収への影響は、学歴の差に相当するほど大きなものです。

生涯給料ランキングのトップクラスにランクインする企業は日本だけでなく世界でも有名な大企業ばかりでした。

どの規模の企業に就職するのかによっても、生涯年収の金額は左右されてしまいます。

退職金も含めた収入の差

退職金も学歴や企業規模によって金額が変わります。
この記事で紹介した生涯年収は退職金を除いた金額でした。

退職金も考えると、学歴や企業規模による生涯年収の差はさらに広がります。

正社員なのか、それ以外なのかの違い

正社員なのか、アルバイトやパートなどの非正規雇用なのかによっても、生涯年収は大きく変わります。

やはり生涯年収が多いのは正社員の方です。

結婚して家庭を持ち、子供を育てていくと考えた場合、アルバイトやパートなどで得た収入だけでは厳しいかもしれません。

また、アルバイトやパートなどは退職金がもらえないことが多いです。
ある程度の生涯年収を望むのならば、正社員として働く方がいいでしょう。

生涯年収についてのおさらい

  • 大企業に勤める大卒のサラリーマンの平均生涯年収は約3億1千万円となっています
  • 年収が500万円程度の人の場合、生涯年収の2割程度が税金として引かれるため、それを差し引いた金額が生涯年収の手取り額となります
  • 生涯年収がトップクラスの人は日本でも有名な大企業に勤めています
  • 生涯年収の金額を左右する要素として最も大きなものは学歴と企業規模です
  • 学歴があれば収入が上がり、学歴がない人でも大企業に就職することができれば生涯年収は大きく飛躍します
  • 正社員として働くのか、正社員でなく働くのかも生涯年収の金額が大きく変わってくるポイントです

さらなる年収アップを目指し、規模の大きな企業への転職を考えてみてもよいかもしれません。