日本人にとってハワイは世代を問わず大人気のリゾート地です。豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、治安も外国としては比較的よく、主要な観光スポットでは日本語も通じます。
地上の楽園で仕事をしてみたいと日頃から思っている人も多いはずです。ここではハワイで転職する方法や注意点について解説していきます。
目次
ハワイの日本人向けの求人は近年増加している
2008年のリーマンショック以降、ハワイ経済も大きく落ち込みましたが、近年はこれまでになく好調で、日本人の求人件数も増えています。
日本人への求人で多いのは日本人に対応する仕事
ハワイの求人は夏と冬のバカンスシーズンに増えるため、その波にうまく乗ることが重要です。
日本人への求人が多い業種としては旅行会社やホテル、ブライダル関連、ツアーガイド、アパレルやスーベニアなどのショップスタッフ、レンタカーなどの観光サービス業、空港業務や貿易関係などがあげられます。
いずれも日本人への対応を主な業務とする求人が多く、英語はもちろんですが、日本語でもきちんとした接客対応ができる必要があります。
ハワイで転職する方法
日本人がハワイで転職先を見つける手段としては、現地在住者のコネクションに頼るか、転職エージェントを経由するのが一般的です。
現地在住者の紹介を頼る
現地に友人や先輩といった頼れるコネクションがあれば、転職には大きなメリットになります。
現地の求人情報をインターネットでいくら調べても、それぞれの職場の周辺環境や暮らしといった、細かい情報までは得られません。その点、現地在住者にコンタクトできれば、転職先の内情だけでなく、暮らしに役立つ情報が得られるはずです。
ただし、現地の人の紹介で決めた仕事が自分に合わなかった、ということになっても、すぐに辞めてしまったら紹介者の顔をつぶすことになります。
そんな事態を避けるためにも、自分はハワイでどんな仕事や暮らしがしたいのかを、紹介者にしっかり伝えておくことが大切です。
また以下では海外勤務の際に気になる所得税について解説しています、海外勤務に備えて確認しておきましょう。
海外勤務者の税金についてや、勤務期間による所得税の違いを解説
転職エージェントを利用する
現地にコネクションがない場合や、大手日系企業の現地支社などに転職したい場合は、転職エージェントを利用するのが一般的です。
ハワイの求人は日本人に人気があるため、インターネットで検索すると転職エージェントの日本語サイトがたくさんヒットします。
ほとんどが無料登録で、求人ページには募集職種や企業名、仕事の内容、応募に必要な資格や給与などの情報が掲示されているので、転職計画をたてる上で参考になります。
海外への転職を考えている場合、doda、JACがおすすめです。海外転職に強いエージェントを利用することで、自分に合った職場を早く見つける事が出来ます。
ハワイで転職する上で気をつけるべきこと
ハワイで転職するということは、海外に移住して働く、ということです。
海外で合法的に就労するには就労ビザの申請や取得は不可欠ですが、アメリカのビザは種類が多く、しかもテロ対策で審査は年々厳しくなっています。移住する前にできるだけ多くの情報を収集し、早めに準備を整えましょう。
ビザサポートがない求人
ハワイで仕事をするために必要な就労ビザの取得には、雇い主のサポートが不可欠です。現地で就労ビザを取得する場合は、雇い主に発給してもらうことになります。ハワイに限らず、海外の求人は基本的に自国民の雇用が前提です。
そのためハワイの雇用主が日本人の就労ビザを取得するには、自国民ではなく日本人が必要な理由を当局に申請し、日本人雇用に必要なビザを取得する、という手順を踏むことになります。
したがってグリーンカードか就労ビザがない人は、雇用主のビザサポートがない求人は見送るしかありません。ハワイの求人サイトに掲載されている就職情報は、基本的に自国民向けで、ビザサポートがない場合がほとんどです。
サイトによってはビザサポートの有無を明記していますが、ネットの情報を鵜呑みにせず、直接雇用主にコンタクトを取って、就労ビザが取得可能かどうか、可能ならどんなビザを取得できるのかを確認しましょう。
不安な場合は日本企業が運営する大手の転職エージェントを利用するのが無難でしょう。
期限つきの求人
ハワイを含むアメリカの大学に留学すると、OPTやインターンシップなどの実習制度を利用して、期限つきで働くことができます。
それを目的とした留学制度もあり、ハワイでも多くの日本人がOPTやインターンシップ向けのJ-1ビザという交流訪問者ビザで働いています、J-1ビザの期限は12~18ヶ月で、その間に雇用主のサポートがあれば、より期限の長い就労ビザに切り替えることもできます。
アルバイト求人が多い
収入や待遇面で魅力のある求人は地元の求職者にたちまち抑えられてしまうため、ただでさえアウェイな日本人で、しかも就労ビザがない場合、転職エージェントから紹介される仕事は期限つきのアルバイト求人が多くなります。
その場合はたとえビザサポートがあっても、雇用期間が満了する前に転職して、再度就労ビザを取得するか、あきらめて帰国しなければなりません。ハワイもアメリカの一部です。言葉も習慣も日本とは全くちがいます。転職先は慎重に選びましょう。
ハワイに転職するメリット
日本人がハワイに転職するメリットとしては、求人が豊富で日本語が通じる職場や転職エージェントが多いこと、気候の変動幅が少なく、快適なロングステイが可能な環境にあることです。
また日本人にとって身近で過ごしやすいリゾート地で、キャリアアップにつながる海外経験を積めることもメリットです。
ハワイ転職についてのまとめ
- ハワイは日本人にとって最も身近な外国のひとつ。毎年多くの観光客が訪れていて、日本人の求人も多い。
- ハワイで転職するには、現地在住者のコネクションに頼るか、転職エージェントを利用するのが一般的。
- ハワイで転職するには、アメリカの就労ビザかグリーンカードが不可欠。
- 就労ビザがない場合は、ビザサポートを受けられる求人を探す必要がある。
- OPTやインターンシップの実習制度で仕事をする場合は、滞在期限内に就労ビザを取得する必要がある。
- ハワイに転職するメリットは、身近で快適なリゾート地でキャリアアップができること。
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