一生懸命努力してあこがれの職についたけれど、いざなってみると現実の壁にぶつかり「辞めたい」と思ってしまう…。そんな声が多く聞かれる職業の一つが教員です。
そこでこの記事では、

・教員を辞めたいと思う理由
・転職すべき時
・民間企業への転職に必要なこと

について詳しく解説していきます。
悩んでいる時こそ行動するのが一番。まずはこの記事で情報収集をしてください。

教員をやめたいと思う5つの理由

激務のため教員をやめる

教員以上に忙しい職業は山ほどあるとの声が聞こえてきそうですが、やはりそれでも教員という仕事は楽ではありません。
通常の勤務時間は朝8時頃から夕方5時頃まで。労基法上では6時間以上の勤務では45分以上の休憩時間がなければいけませんが、先生が学校でのんびり休憩している姿が思い浮かばないように、1日中フルで働き続けることになります。

部活があれば朝練で早朝出勤、夕方も部活、その後に教材作成など授業の準備と、帰宅時間が8時9時になるのはざらで、土日は部活で時間がつぶれます。それでいて公立学校の教員なら残業手当はでません

教員も生活の糧を得るために働いています。労働時間とかけ離れた給与しか得られなければ、気持ちが折れてしまうのは仕方がないのではないでしょうか。

職場の人間関係で退職を検討

職場の人間関係に悩むのは職種に関係なく起こる問題ですが、一般企業の場合は同じ目的に向かってチームで仕事をすることが多く、上司や部下、同僚との関係が上手くいけば職場を快適にする要素となります。

しかし教師の場合、それぞれが持つクラスの運営をスムーズに行うこと、わかりやすい授業を行うことなど個人で担う責任が大きくなります。結果、人間関係に問題が生じると、孤立しやすく誰も助けてくれないという状況に陥りがちです。

モンスターペアレンツによる過度のストレス

いわゆるモンスターペアレンツ問題(モンペ問題)は近年注目され出した教育現場での大きな問題です。モンスターペアレンツとは自己中心的な理由から、学校・教職員に対して非常識で理不尽な要求を突きつけてくる保護者のこといわゆるクレーマーの一種です。

少子化によって過保護な親が生まれたことや、教師への尊敬が失われたことなど時代による影響が大きいようですが、「企業社員と消費者」ほどドライになれない「教員と保護者」という関係性が教員の精神を激しく疲弊させてしまうことは大きいようです。

生徒との人間関係によって転職を検討

自分の担任するクラスが学級崩壊状態となれば、そのストレスは察するに余りあります。

モンペ問題と同様に生徒が教員を敬う気持ちがないことや、「こちらがどう出ても反撃はされない」といった甘えた目線で見ているため、その理不尽さに疲れきってしまう教員も多いのでしょう。

部活顧問におわれ時間がない

文部科学省が行った「教員勤務実態調査(平成28年度)」によると、部活動の顧問をしている教員の割合は84.4%で、活動日数は週6日が49.1%となっています。

顧問になるのはほぼ強制で、無給と無休の2重苦の中、ボランティアのように部活の指導をしている状況です。

さらに、担当部活動の指導ができる知識や技術を備えているかの質問に対しては、「あまり備えていない」と回答した教員は18.9%、「全く備えていない」と回答した教員は15.1%という状況で、
畑違いの部活動を指導することになったことで負担を感じている教員も少なくないことがわかります。

参考 文部科学省 教員勤務実態調査

教員を辞めて転職すべき時とは

一般企業なら珍しいことではなくなった転職も、教員となるとなかなか一歩を踏み出せない人も多いかもしれません。教育者という職業は誰でもなれるものではありませんし、子どもの頃からの夢を叶えたという人も多いでしょう。

しかし、体は正直です。ストレス過多になってしまうとうつ状態になったり、病気になったりして心も体も壊してしまいます。

実際に、平成27年度の公立学校教職員の精神疾患による休職者等数は5,009人で、病気休職者は7,954人という数字が発表されています。(※1)

平成14年度の精神疾患による休職者数が2,687人だったことに比べると、かなり増加していることがわかります。(※2)

健康な心と体あっての仕事です。働くこと自体が難しくなってしまう前に転職を決めるのは、賢く建設的な判断だといえるはずです。

教員から民間への転職をする時には

まずは民間企業での働き方を知る

教員から民間企業への転職を考える際に、まず知っておかなければならないのは企業の目的は利益を追求することだという点です。

教員とは目指すものがまったく違うので、根底から意識を変えなければいけません。

教員として得意なこと、できることを棚卸し

就職活動をする際に誰もが自分と向き合い、得意なことやできることを抜き出していく作業をします。目指していたのが教員一筋だった場合には企業面接の経験も無いでしょう。

そこで、転職活動のために改めて自分のスキルの棚卸をします教員としての経験が生かせる仕事もあるはずです。また全く違った職種に適性があると発見できるかもしれません。

 

 

教員を辞めて転職可能な業種を調べる

相手が子供であったり、パソコンスキルが必須でなかったりと、教員のスキルは民間企業では評価されづらいという側面があるのは確かです。

しかし、まだ20代前半と若ければ第二新卒のように扱ってもらえたり、教員だったという真面目さが評価されたりと、業種にこだわらず転職はしやすいでしょう。

20代後半になると、教員として培ったスキルを生かせる業種に絞られてきます。教員をする中で得た得意なこととからめてアピールできれば、異業種への転職の可能性も見えてきます。

30代以降では教員に限らず異業種への転職は簡単ではなくなります。教員の場合は、塾講師や予備校講師など教える仕事を探すのが現実的になりそうです。

第二新卒の転職ならばハタラクティブが強いです。
ハタラクティブでの転職を解説 メリット・デメリットも紹介
30代以降ではリクルートエージェントなどの大手がよいでしょう。
リクルートエージェントでの転職解説 メリット・デメリット 口コミ

ハローワーク・転職エージェントなどを活用

教員から一般企業への転職は難しそうに感じますが、活用すべきなのがハローワークや転職エージェントです。

特に転職エージェントは転職に関するプロ。右も左もわからない状態でも相談するうちに進むべきが見えてきてアドバイスもたくさんしてもらえます。

何から始めていいのかわからない人には最初の足がかりとしておすすめです。

教員の転職・辞めたいと思ったときのポイント

・教員は「激務」「人間関係」「モンペ問題」「生徒との関係」「部活動顧問」に悩んで辞めたいと思う人が多い。
・教員の精神疾患による休職者は増えている。心と体を壊す前に転職を決意するのは賢い判断と言える。
・教員から民間企業へ転職するには、スキルの棚卸をした上で可能な業種を調べると良い。
・20代前半なら第二新卒として扱ってもらえ、転職はしやすい。
・転職エージェントやハローワークはどんどん活用すべき。
まずは一度、親しい間柄、客観的視点で答えてくれる方、様々な人に相談をするとよいでしょう。

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

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