小さいときから機械に興味があり、整備士に憧れている人も多いでしょう。ここでは、整備士の仕事内容や種類、最も一般的な自動車整備士について、なる方法やその将来性をご紹介します。転職のひとつの選択肢として、整備士について改めて現実的に考えられます。

整備士の仕事内容

「整備士」は乗り物の点検や整備をする人のことをさすイメージですが、乗り物だけでなくボイラーや無線などの機械の点検・整備などをする人のこともさします。

いくつかの種類の整備士の職がありますが、国家資格や民間資格の保持者を「○○整備士」ということが多いでしょう。

「整備士」は、乗り物や機械などを点検して、正常な動きをしているのを確かめるだけではありません。未然に事故を防ぐために、それぞれの分野の専門知識で必要に応じて、整備をすることも仕事です。

一部の点検・整備は、人命に多く関わるため、資格保持者のみが行えるようにされており安全性を保っています。

整備士の資格保持者がするべき点検・整備などは、法令などで定められています。無資格者が点検・整備などを行った場合には、罰則規定があることもあります。

整備士の種類

整備士の主な種類には、以下のものがあります。

自動車整備士

国土交通省管轄の国家資格です。自動車整備業を提供する場所で、自動車の診断・点検・分解・組立・修理・調整などをする人をさします。

自動車整備士には、いくつかの等級があり、受験資格を満たしていないと受験できません。また、整備の内容や従事する全体の工員人数に対して、自動車整備士有資格者の配置義務が道路運送車両法施行規則によって定められています。

マリン整備士

マリン整備士は、いくつかの民間団体によって認定される資格で、マリンエンジン整備士、マリン船体整備士、舶用機関整備士などがあり、ボートやヨットなどの船舶船体やエンジンなどを点検・整備をする人をさします。

一般的な民間資格は、財団法人尾道海技学院が認定する「マリンエンジン整備士」と「マリン船体整備士」があります。一~三級の区分があり、16歳以上なら受験可能です。

他には、一般社団法人日本舶用機関整備協会が認定する「舶用機関整備士」や一般社団法人日本船舶電装協会の「船舶電装士」もあります。

航空整備士

「航空整備士」は、国土交通省管轄の国家資格です。

一等と二等に区分され、航空法で規定されている航空機の確認行為や保守(一般的保守)と修理(軽微な修理と小修理)を実施する航空機整備用の資格があります。

一等航空整備士は20歳以上、二等航空整備士が19歳以上の受験年齢制限に加えて、航空経歴といわれる一定の整備の経験も必要です。

他には、「航空運航整備士」「航空整備士」があり、これらは「航空整備士」の下位資格です。「航空運航整備士」も「航空整備士」も国家資格で、それぞれ一等と二等の区分があります。どちらも資格受験には18歳以上の年齢制限と一定の航空経歴が必要とされています。

また、「航空工場整備士」は、航空機の部品の整備をするのに必要な国家資格で、受験には18歳以上の年齢制限のほか、これも一定の航空経歴が必要です。

鉄道車両製造・整備技能士

厚生労働省管轄の国家資格である「鉄道車両製造・整備技能士」は、都道府県職業能力開発協会が試験を実施する資格です。

一級と二級の区分分けがあります。鉄道車両製造・整備に関する資格で、学科試験と実技試験で構成されています。学歴により実務経験が不要になる場合がありますが、基本的には数年の実務経験が必要です。

自動車整備士の資格

ここからは最も一般的な「自動車整備士」について、詳しくご紹介します。

自動車整備士には、級による段階があります。「一級自動車整備士」が自動車整備士の中で最上級の資格であり、その下には「二級自動車整備士」、「三級自動車整備士」、「特殊整備士」と下に続きます。

自動車整備士になる方法

「自動車整備士」の資格を取得するには、受験資格を満たさなくてはいけません。そのためにはいくつかの方法があります。

もっとも一般的な方法は、高校卒業後に自動車整備士養成施設に入学し、「自動車整備士技能検定」を受けて整備工場等へ就職する方法です。

転職者で学校に通う時間がない場合は、認証工場や指定工場(民間車検場)で実務経験を一年以上積むと、三級自動車整備士の受験資格を得られます。

無資格でも就職できるが出来ない業務がある

場合によっては実務経験を積んでからでないと受験資格が得られないため、自動車整備工場に見習い=工員として就職することは可能でしょう。ただし、行員にはできない業務があり、そのうえ整備士を名乗ることはできません。

学校に行かなくても資格は習得できる

先に述べたように、学校に行かなくても自動車整備士の資格を取得することはできます。しかし、それには時間がかかるでしょう。

自動車整備士を目指す人の中には、自動車整備工場などで働きながら指定の養成施設に通う人も少なくありません。夜間や休日に開いている施設もあります。必ずしも、専門学校、短大や大学に通う必要はありません。

整備業界の将来は読みにくい

都心部では、若者が車離れしているといわれていますが、一般財団法人自動車検査登録情報協会の統計では、自動車保有は2017年7月末に約8100万台で、ここ数年は微増にとどまっています。保有数が減少していくのであれば、整備は減ることも考えられます。

しかし、自動車は長寿命化していることもあり、整備する機会は増える可能性もあります。また、自動車の動力や仕組みが進化しているため、新しい知識を持った整備士が求められる可能性も十分にあります。

これらのことから、整備業界の将来は読みにくいといわれているのが実情です

参考 一般財団法人 自動車検査登録情報協会 自動車保有台数

整備士は不足している

国土交通省は2015年の「自動車整備士不足の現状と行政の取組」では、約5割の整備事業場で整備士が不足しており、約1割の事業場がすでに経営に支障をきたしているという調査結果を発表しました。

町工場のような整備工場でもディーラーでも、自動車整備士の不足が問題になっています。

参照 国土交通省:自動車整備士不足の現状と行政の取組

整備士についてのまとめ

  • 「整備士」は、乗り物だけでなくボイラーなどの機械の点検や整備をする人のことをさします。整備士の種類は、自動車整備士、マリン整備士、航空機整備士、鉄道車両製造・整備技能士などがあります。
  • 自動車整備士は、「一級自動車整備士」、「二級自動車整備士」、「三級自動車整備士」、「特殊整備士」との区分です。自動車整備士になる方法には、養成施設に入学する方法と実務経験を積んで受験資格を取得する方法があります。実務経験を積むには時間がかかりますが、必ず専門学校や養成施設に行かなくてはいけないわけではないです。
  • 整備業界の将来は、自動車保有数の増減や自動車の寿命の長期化によりますが、予測しにくいでしょう。今現在は、自動車整備士の不足が問題になっています。
  • 整備士として就職を目指したいけれどなかなかよい職場が見つからない…そんなことはありませんか?

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