転職や就職のために資格取得を目指す人が多いでしょう。

経験がなくても有利になる資格として、電気系統の資格は人気があります。需要が高く、就職先も豊富、未経験でも転職も就職もしやすいのです。

ここでは、その中から中高年にも人気の「電気主任技術者」の仕事や資格、年収について解説します。

電気主任技術者って何?

電気主任技術者とは、事業用電気工作物、建物や発電所などの工事だけでなく、維持および運用に関する保安の監督までを行える資格です。

事業用電気工作物とは、一般家庭以外の建物や施設のことで、コンビニやショッピングモールのような店舗から総合病院や工場・発電所のような大規模な施設まで、いろいろなところを含んでいます。

それらの施設は、高電圧な電気を受電し、小口に配電、または変電する設備を備えているところは多いでしょう。つまり、電気事業用電気とは、一般家庭よりも高い電圧の電気をさしています。

同じような電気系の資格に、「電気工事士」があります。これは、工事をするだけの資格であり、「電気主任技術者」の資格保持者のように保守管理や点検まではできません。

万が一、高圧電流を使う施設では、電気系統が原因で事故や火災が起きた場合には、たくさんの犠牲者が出る可能性もあります。そのため、「電気主任技術者」が継続的に管理・点検をする必要があります。

電気主任技術者の資格

電気主任技術者の資格は、国家資格であり、国家試験に合格すれば取得できる資格です。

また、受験資格は定められていません。全く違う分野で働いていた人でも試験に合格すれば、「電気主任技術者」になれます。

さらに、資格を取得して一定期間実務経験を積めば、上級資格がもらえたり、独立も可能な資格です。

資格の種類

「電気主任技術者」は、第1種・第2種・第3種の3つがあります。最高位の資格はもちろん第1種ですが、電気主任技術者の場合は、第3種でも需要が高いといえます。

また、試験を受けなくても、第1種や第2種を認定で取得できます。まずは第3種を取得して実務経験を積んでいくのもよいでしょう。

資格の難易度

電気主任技術者の試験は人気がありますが、難易度が高い資格でもあります。

もっとも簡単とされる第3種の試験でも、工業高校電気科修了程度の知識が必要とされます。第2種は専門学校程度、第1種は大学の工学部・電気科程度の知識が必要とされています。

そのため、資格取得後は未経験でも使える資格ですが、受験の際には、それなりの準備をしなくてはいけません。未経験者は、まずは第3種の合格からチャレンジしましょう。

ちなみに、電気主任技術者の第3種試験では、平成29年度の受験者数は45,720人で合格者は3,698人でした。合格率は、8%ほどということです。
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター

交付申請手続き

電気主任技術者試験に合格者への免状交付事務は、経済産業大臣から委託を受けた電気技術者試験センターが行っています。

第三種電気主任技術者試験に4科目合格をした場合には、試験センターを通して経済産業大臣から免状が交付になります。交付手数料は、2,350円です。

電気主任技術者が必要な場所や条件は?

一般的な所属先としては、大手不動産系のビル管理会社が多いでしょう。空調管理会社や直接ビル運営をしている会社の場合もあります。

そこから、大型ショッピングモール、ビルや工場などの不特定多数が出入りする施設に、赴くことになるでしょう。他に、発電所や変電所、大型の電気設備を取り扱う企業などでも、電気主任技術者が必要です。

管理も修理もできる電気主任技術者は、特に安全面を考慮しなければいけないところでは、一つの事業所につき1人の電気主任技術者を置くことが法律で義務付けられている施設もたくさんあります。

最上位資格になる第1種は、すべての事業用電気工作物を扱える資格です。第2種は、17万V未満の事業用電気工作物とされているので、一般的な大型ショッピングモールなどが相当します。第3種だと、5万V未満の事業用電気工作物とされているので、普通の商業施設の規模のイメージになります。

電気主任技術者の平均年収

大手転職エージェントの求人広告を参考にすると、経験年数にもよりますが、ビル管理会社に所属する電気主任技術者の第3種で年収400万円台前半、第2種が年収400万円後半、第1種は年収500万円中盤台というところでしょう。

独立すれば年収1,000万円も可能とされていますが、そこまでに達するには、しっかりとした経営戦略や経験、セールスのスキルなども必要になります。

電気主任技術者についてのおさらい

電気主任技術者についてのおさらいは以下の通りとなります。

  • 電気主任技術者とは、事業用電気工作物、つまり建物や発電所などの工事だけでなく、維持および運用に関する保安の監督までを行える資格
  • 電気工事士と違い、工事だけでなく保守管理・点検も業務範囲になる
  • 電気主任技術者の資格は、国家試験に合格すれば取得できる国家資格、第1種・第2種・第3種の3つがあり、第1種が最上位資格
  • 人気資格だが、難易度もそれなりに高い資格で、第3種で合格率は8%ほど
  • 電気主任技術者の試験に合格した時には、電気技術者試験センターから交付手続きをおこなう
  • 電気主任技術者は、一般的にはビル管理会社などに所属し、大型ショッピングモールや病院、大型のビルなどに赴くことが多い
  • 規模によっては、一事業所に一人の電気主任技術者を配置することが定められていることもある
  • 電気主任技術者の年収は、400万円~500万円中盤、独立すれば、年収1,000万円も夢ではない

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。

それぞれの特徴を申し上げると、管理職クラス・外資希望の方ならJAC Recruitment・20代ならリクルートエージェントをおすすめします。

JAC Recruitmentはリクルート、dodaに次ぐ第三の売上規模を持ち、外資系に関してはTOPの人脈を持ちます。自分の実力を活かせる場を探している方は特におすすめです。

JAC

年収アップを実現したい方に。外資系企業への転職はJAC Recruitment

また、ハイクラスは他にビズリーチもございます。

ビズリーチ

リクルートエージェントは最大手で、まず転職すべきか、今の会社の方がよいのかの相談に乗っていただけます。転職案件は各年齢全般に渡って用意しているのも最大手ならではです。まずはご自身の経歴から、適正の年収なのかを相談していみてはいかがでしょうか?

r-agent

dodaは転職サイトとエージェントの両方の側面をもっています。とりあえずどんな求人があるのかな?と気になった場合はdodaがおすすめです。またdodaの登録はとても簡単でオレンジ色のボタンから必須項目を入れるだけで5分での登録が可能です。転職案件は20代から30代向けがもっとも多いようです。

またdodaには各業界の年収を知ることができるページもございます。
簡易的なものですが、一度利用してみてはいかがでしょうか。

doda