就職活動とエントリーシートは切っても切れません。エントリーシートによって初めて、企業は志望者のことを知ることになります。第一印象は大切で、マナーや約束事が守れていない志望者は悪い印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。

とはいえまだ経験が浅い方は、なかなかエントリーシートを書く手が進まない人も多い事と思います。ここではエントリーシートを書く上でのマナーとコツを解説していきます。

就職活動の最初の関門、エントリーシート

エントリーシートはシンプルな文章で書く

エントリーシートで必要とされるのはシンプルな文章です。小説のような冗長さや、複雑な比喩、描写などは必要ありません。社会人が読むビジネス文書に近いものをイメージするとよいでしょう。簡潔にわかりやすく書くのがコツです。

採用担当者は大量のエントリーシートを処理しなければなりません。一つ一つのエントリーシートに関しては数分しか目を通さないため、速く読めて、すぐに理解できる文章である必要があります。

エントリーシートでの自己PRの書き方

失敗を通して成長した経験も書くとよい

エントリーシートで、自己PRポイントや成功体験を書くのはもちろんよいですが、書き方によっては失敗体験を書くこともできます。

失敗体験を書くときのコツは、「結果的には失敗だったけれど、失敗を通じて成長することができた」というような、成功に転じたストーリーにすることです。

また、成功体験だけではなく、失敗体験を書くことによって、エントリーシートにリアリティを出すことができるでしょう。

いこPRに関する記事は以下の通りです。

「縁の下の力持ち」とは、面接の自己PRで効果的に使用する方法
自己PRでの協調性を伝える方法 協調性のある人、ない人の特徴を解説

自己PRで即戦力とは書かない方がよい

よくある悪い例は「貴社のために即戦力で働けます」といったアピールです。なぜ、即戦力アピールがよくないかというと、新卒で就活を行っている場合、社会人経験がないためです。

似たような表現をしたい場合は「一日も早く戦力になれるように努力できる」と書くとよいでしょう。

「わたし」で始まる文章を書くとよい

エントリーシートで書くべきことは自分のことです。会社の考えや、偉人の考えなど他人の考えを中心にしたエントリーシートを作ってはいけません。採用担当者が知りたいのはあなたの考えです。

自分のことを書くためには、「わたし」で始まる文章を書くとよいでしょう。自然と自分のことを書くことになるためです。

エントリーシートの志望動機の書き方

PREP法や箇条書きでシンプルに書く

志望動機を書くときは、PREP法や箇条書きを使ってシンプルに書くとよいでしょう。

PREP法については以下の通りです。

「P=Point(結論)」
「R=Reason(理由)」
「E=Example(事例、具体例)」
「P=Point(結論を繰り返す)」

以上の順番で内容を書いていく事で、ビジネス上で簡潔かつ説得力のある文章を書くときに使われる方法です。

PREP法の詳しい説明については以下の記事で解説しています。

文章に説得力をもたせるPREP法を徹底解説
文章構成の基本 5W1Hとは 起承転結・PREP法についても解説
説明が下手な原因や 説明力を上げる方法・役立つ習慣を詳しく解説
マイナビエージェント 自己PR完全ガイド

志望動機ではその会社を選んだ理由も重要

志望動機を書くときは、なぜその会社を選んだのかも重要です。どうしてもその会社に入りたいという熱意を伝えなければなりません。

就活生というのは普通、複数の会社に対して就活を行っています。もし内定を出したとしても、その会社が第一志望ではなく、内定辞退されてしまう可能性があるためです。

エントリーシートで、なぜその会社なのかという熱意を伝える方法は二つあります。一つは、企業分析・業界研究からその会社が特別な強みを持っていると自分が理解しているとアピールすることです。もう一つは次にお話する「会社でのキャリアプラン」を書くことです。

その会社でのキャリアプランを書く

なぜその会社でなければならないかの一番よい理由は「貴社でしか自分のやりたいことは実現できないから」というものです。即戦力になりますという表現は駄目ですが、入社してから勉強をし、力をつけた上で、やりたい仕事のことを書くことはおすすめします。

志望する相手会社でしかできないことを自己PRに書くことで、あなたにとって相手の会社がオンリーワンであるとアピールできるでしょう。

エントリーシートでの大学名

大学名は正式な名称でエントリーシートに書く

エントリーシートで大学名を書くときがありますが、大学名の書き方にも約束事があります。まず、大学名は正式名称を書くというのが原則です。

有名な略称があったとしても、相手の会社では通じない場合もあるでしょう。またエントリーシートは公式な場での文書であるため、正式名称を書くことが礼儀作法です。

学部、学科、専攻などがある場合は、大学名の後に書くようにしましょう。学部や学科、専攻もアピールポイントの一つです。

エントリーシートを郵送する封筒の書き方

エントリーシートを郵送する封筒には、自分の名前、住所だけではなく、大学名も記載しておきましょう。「エントリーシート在中」と書いておくこともマナーです。

エントリーシートのサイズは通常A4サイズです、封筒の大きさはエントリーシートを折りたたまずに済むように、A4サイズが入る大きさのものを選ぶとよいでしょう。

また大事な書類を郵送する際の封筒についての注意点は以下の記事で解説しています。

就活における封筒のマナー 好印象をあたえる履歴書の送り方
履歴書や書類を封筒に入れる際の注意点とポイント
履歴書などの書類を郵送する際に同封する送り状の書き方と注意点

エントリーシートの書き方についてのまとめ

  • エントリーシートを書くコツは、シンプルに書くことです。小説のような文章ではなく、ビジネス文書らしさを心がけましょう。
  • 自己PRの文章では成功体験を書いても失敗体験を書いてもかまいませんが、その体験を通して成長したという体験を書くようにしましょう。
  • 志望動機を書く時の構成はPREP法や箇条書きを使ってシンプルに書くことをおすすめします。
  • また、志望動機ではなぜその会社を志望しているかを伝える必要があります。その会社に入って実現したいことを書くと、熱意を伝えることができます。
  • より詳しくエントリーシートの書き方を学びたい場合は、書籍もたくさん出版されているので研究してみるとよいでしょう。