仕事でミスをしたり、失敗をしてしまったりしたときに、上司に注意を受けることがあります。そんなとき、怒られるのを「怖い」や「嫌だ」と思い、傷つき落ち込むこともあるでしょう。
誰でも怒られるのは怖いものです。ここでは、怒られるのが怖いと思うことがどういうことなのか、怒られないようになる方法、怒られるストレスがひどいときについて解説いたします。
目次
怒られるのが怖いとは?
怒られるのが怖いと感じる根本は、怒られる=攻撃されていると受け止めてしまっていることがあげられます。
毎回、上司など目上の人に怒られるたびに、攻撃されていると感じている事は強いストレスです。ましてや、職場の話であれば、その状況はしばらく続くことが考えられます。
怒られるのが怖いときは内容ではなく状況しか目に入らない
怒られてストレスを溜める事は、抑うつ的な精神状態になることがあります。しかし、受け止めるときの視点を変える事で状況が変わる場合は多くあります。
怒られる=攻撃されるという表面のネガティブな状況だけでなく、内容に目を向けてみるのです。
怒る人も労力を使っている
実は、怒る人も怒るために、エネルギーを使っています。
怒るのが面倒という人は、無視したり、あとから本人のいないところで陰口をいいます。
怒られる人にとっては、怒られるのは嫌なことや恐いことだったりしますが、怒る人は陰口をたたいたりしないので、嫌な人ではありません。ですので、ミスや失敗を指摘してくれる人は、自分の人生にとって貴重な人といえます。
怒られないようになる方法
怒られているのではなく、指摘してもらっていると考えれば、怒られた瞬間の怖い気持ちは薄れます。次に考えるべきことは、怒られるのが嫌なら、その回数を減らしていくことです。
そのためには、怒られる原因を一度冷静に考えてみましょう。
怒られるのが怖い場合は、自分にある原因を改善する
怒られる原因は、きっと自分にもあるはずです。まずは、自分の周りの怒られない人と自分を比べてみることから始めてみましょう。
同じミスばかり繰り返されると、周りの人は迷惑に感じてしまいます。また、ミスはすぐに報告しなければ、周りの人がフォローできなく、チーム全体の仕事の進み方や効率性に問題が出てきてしまいます。ミスを人のせいにして、責任を逃れようとしていませんか?
怒られたストレスで思わずしてしまうこともあるかも知れませんが、冷静に自己分析をしていてください。
思い当たることを紙に書きとめると、自己分析をしやすいです。
その原因を改善していき、怒られないようになりましょう。
怒る相手との関係の原因を改善する
いつも怒る人を観察してみましょう。
職場であれば、上司や先輩などが怒ってくれる人ではないでしょうか? 先ほども述べたように、怒る人ではなく怒ってくれる人です。
怒られている内容をちゃんと受け止めて、ミスや失敗を素直に謝ることは大切です。ミスは誰にでもあることで、重要なのはその後の努力です。
怒られるのは確かに嫌ですが、ミスに対する指摘に嫌でお礼をいうのが社会人のマナーです。貴重なエネルギーも時間も使って、怒ってくれている事を忘れないようにしましょう。
「怒られる」の概念を変える
怒られるのが怖いのは、誰でも一緒です。しかし、怒られても凹まない怒られ上手な人は、怒られることは恥ではないことを知っています。
怒られても凹まない人は、仕事で怒られることが即、評価が下がることにはつながらないのも知っています。むしろ、怒られているその瞬間に、成長しているとさえ受け止めています。だからこそ、同じことを繰り返しません。
怒られるのが怖い人は、「怒られる」のを「怒ってもらっている」という受け止め方にかえてみましょう。
簡単なことではないので、強く「怒ってもらっている」という概念を持たなければいけません。
今までと同じことを思い、同じことをしているのでは、何もかわりません。怒られるのが怖いなら、何かをかえないといけません。周りの人をかえるより、まずは自分がかわるのが一番早い方法です。上手く自分が変われば、自然と周りもかわってくるでしょう。
ストレスがひどい人は病気の可能性も
怒られることのストレスを抱えないことは、毎日を過ごしやすくするだけでなく、長い目で見ても大切なことです。職場で怒られることのストレスから、対人恐怖症、社会性不安障害などになってしまう人もいます。
怒られることの受け止め方を変えるだけでなく、日ごろから自分のストレスをコントロールすることも大切です。
深呼吸をして落ち着いたり、休日は仕事のことを考えないで、上手に気分転換をしたりして、少しでもストレスを解消しましょう。
上司に怒られるのが怖い場合についてのまとめ
- 怒られるのが怖いという感覚は、怒られていることを攻撃されていると、表面上の状況のみで判断するからでしょう。怒られている内容に目を向けると、感じ方がかわります。
- 怒る人も怒るために、エネルギーと時間を費やして怒ってくれています。無視したり、陰口をいわないで起こってくれる人は、嫌な人ではありません。
- 怒られるのが怖いなら、怒られるようなことをしないのが一番です。怒られる原因が、自分の中にあることもあります。納期や約束を守れない、話を聞いていない、ミスを繰り返すなどが考えられます。自己分析をして、少しずつ改善していきましょう。
- 相手との関係に原因があることもあります。相手が怒ってくれている内容に対して、素直に謝ったり、お礼をいえたりしていますか?
- 怒られている=攻撃されているという概念を、怒ってもらっているという概念にかえましょう。自分がかわらなければ、何もかわらないし、自分がかわれば、周りもかわることもあります。
- 余りに怒られるストレスが大きい時には、病気になってしまう可能性もあります。自分のストレスのコントロールも上手くしていきましょう。